その現在までの軌跡を整理し、紹介する、キネプレによる連載エッセイです。
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2015年8月22日の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』イベント上映を、塚口サンサン劇場は「Screaming“MAD”上映」と名付けた。 日本公開が6月。その世界観や映像美、アクション性、ストーリーなどが熱烈なファ…
2013年10月に『パシフィック・リム』のイベント上映を成功裏に終わらせた塚口サンサン劇場。 その1年10か月後の2015年8月22日、さらに転機となるイベント上映が実現した。 映画は、『マッドマックス 怒りのデス・ロー…
「今日は、勝てる!!!」 そんな叫び声が、塚口サンサン劇場を新たに生まれ変わらせた、2013年10月13日の夜。 一方で、大きな転換点を、実はもう一つ迎えていた。 それは、「コスプレしての映画鑑賞」だ。 もともとはコミケ…
2013年10月13日。 塚口サンサン劇場で開催された『パシフィック・リム』激闘上映会で叫ばれた言葉。 「今日は、勝てる!!!」 この言葉を聞いた時の戸村さんの感動を、私と戸村さんが2019年に開催したトークイベントでの…
2013年10月13日に塚口サンサン劇場で行われた『パシフィック・リム』は、いわゆる「マサラ上映」ではない。 紙吹雪やクラッカーは使用せず、ただ声を張り上げるだけ。 現在では「応援上映」と呼ばれる形式そのものだった。 だ…
今では当たり前にもなってきた「応援上映」(コロナ禍で中断してはいるが)という言葉は、2013年にはまだなかった。 前章での「紙吹雪・クラッカーあり」のマサラ上映は、大阪で2001年からはじまり、2010年前後には少しずつ…
前項で、マサラの紙吹雪を掃除するときに、「他の人の紙吹雪を見る楽しさがある」と書いた。 他の観客が、どんな紙吹雪を作ってくるのか、それを観察する。 他の観客に喜んでもらおう・楽しんでもらおうと、自分ならではの紙吹雪を作り…
2013年6月1日に行われたマサラは、戸村さんの「お客さん来てくれるのかな……」という心配をよそに、約150名が来場、満席での開催となった。 有志が作った振り付けガイドをもとに、上映前にはダンスの指導・練習タイムも設けら…
前項で触れたとおり、実はインドで「マサラ上映」が行われているわけではない。 インド、特に南のインドで日常的になっていたのは、あくまで「立ったり踊ったり叫んだりする」鑑賞方法のことだ。 ここには、インドでの「映画」という文…
この第3章では、塚口サンサン劇場を「イベント上映」の聖地たらしめるきっかけとなった、インド映画の「マサラ上映」について触れていきたい。 まず、インド映画について。 インドは実は、年間1,000本以上の映画が製作されている…