姫路の定例自主映画上映会「シネマ窟」の拡大版として、アニメ作品を一挙に上映する「ショート・アニメーション姫路2013」が姫路市立美術館で開催される。
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姫路の地に、秀作短編アニメが集結する。
「シネマ窟」は、姫路シネマクラブの竹中さんが主体となって定期開催している上映イベント。自主作品を中心に、隠れた映像作品を紹介することを目指している。今回の「ショート・アニメーション姫路2013」はその拡大版。普段開催している会場を飛び出し、姫路市立美術館を借りて大々的に実施する。
まず大きな目玉は、上映される多彩なアニメ作品だ。東京藝大アニメーション専攻の修了作品や、大阪のアニメ制作団体PEASの傑作選とホラー作品を上映。さらには、ベルリン国際映画祭短編部門で銀熊賞を受賞した和田淳さんと、ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門にノミネートされた水江未来さんという「海外でも活躍するアニメ作家」の作品を特別上映するプログラムを企画。和田さんのトーク(水江さんはSkype中継にて参加)も予定されている。
また、ワークショップも実施。東京藝大の宮﨑しずかさんとPEASが協同で、おばけをモチーフにしたコマ撮りアニメの製作体験を指導する。(定員あり、要予約)
今回アニメを大きく取り上げたことについて、竹中さんは「8月開催、夏休み中ということで、親子連れの方なども含め、昼間に楽しんで頂ける上映会にしたかった」と話す。アニメを扱うのは、2012年10月に東京藝大の作品を特集して以来10カ月ぶり。
「ちょっと大きめのアニメーション特集上映会にしたい」という思いから、姫路市立美術館に場所を移動。「雰囲気も、また趣旨にも合うところで、内容と一体感のある上映会になるのでは」と期待を寄せている。
初めて実施するワークショップについても、「映画も他の表現と同じように、個人による制作がしやすくなっています。映画との新たな関わりが問われる中、ワークショップはより大きな意味を持ってくると考えています。制作と鑑賞が映画にとってよい関係性を生み出せば、と思います」と話す竹中さん。
「ショート・アニメーション姫路2013」は、姫路市立美術館で8月25日(日)に開催される。
詳細情報 |
開催日程 |
8月25日(日) 10時~16時30分 |
料金 |
当日1日券 一般1,500円、高校生以下1,300円 1ブログラム券500円、ワークショップ参加費500円 |
開催会場 |
姫路市立美術館 (姫路市本町68-25) |
サイト |
ショート・アニメーション姫路2013 http://sah.jyoukamachi.com/ シネマ窟 http://www5.ocn.ne.jp/~himecin2/CINEMA-KUTSU/ 8ミリフィルムの質感堪能 姫路「シネマ窟」で個人映画上映【レポート】 http://www.cinepre.biz/?p=6100 こわ~い短編アニメが集結 大阪・北堀江でPEASホラーナイト【ニュース】 http://www.cinepre.biz/?p=6966 |