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「呪術廻戦 じゅじゅとーく in ちゃやまち推しフェスティバル!」イベントレポ 榎木淳弥さん登壇

2023年6月10日(土)、11日(日)に、アニメ・ドラマ・K-POPなど「推し」コンテンツが集う関西最大級の推しイベント「ちゃやまち推しフェスティバル」が、梅田・茶屋町一帯で開催された。
今回は、6月11日(日)に開催されたTVアニメ「呪術廻戦」のステージイベント「呪術廻戦 じゅじゅとーく in ちゃやまち推しフェスティバル!」の様子と、榎木淳弥さんのインタビューをお届けする。


榎木淳弥さん ©MBS

「呪術廻戦」は、週刊少年ジャンプで好評連載中の漫画作品。呪霊を、呪術を使って祓う呪術師の物語を描き、2020年よりテレビアニメ化。
さらに2021年12月には、前日譚にあたる「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」を原作とするアニメーション映画『劇場版 呪術廻戦 0』も公開され、国内興行収入138億円を突破する大ヒットとなった。

現在は、第2期「懐玉・玉折」の放映が7月6日から予定されている。


©MBS

ステージでは、第1期からの主人公、虎杖悠仁役の声優・榎木淳弥さんが登壇。今回のイベント名「呪術廻戦 じゅじゅとーく in ちゃやまち推しフェスティバル!」は、SpotifyオリジナルPodcast番組「じゅじゅとーく」から採られているが、榎木さんはこれまでこの番組にパーソナリティとして出演しており、様々なゲストを呼び、作品を観ながらコメンタリートークを繰り広げている。
今回は例外となる一人での出演、ということで、まず冒頭では同じ呪術高専生の仲間、伏黒 恵役の内田雄馬さんと、釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美さんの2人からの応援ビデオメッセージが披露された。
フレンドリーな雰囲気で、内田さん・瀬戸さんからのメッセージが届けられ、「いつもの3人」の空気感が生まれたところで、クイズがスタート。過去の「じゅじゅとーく」中でのエピソードを紐解きながら、その時どういう発言があったかを榎木さんに当ててもらう問題が出題された。

最初の問題は、「瀬戸さんが榎木さんについて評した言葉『●●に見せかけた●●』」。
クイズに正解すれば、MBSのマスコットキャラクター「らいよんチャン」の巨大ぬいぐるみ(なんと価格は44,444円!)がもらえると言われ、やる気スイッチの入る榎木さん。「ネクラに見せかけたネアカ」と解答し、「おとなしく見られるんですけど、実は人と話す内容にあんまり困ったことないし、初めて会う人のこともちゃんと知ったうえで臨むようにしています」と自分を分析した。だが、正解は「真面目に見せかけたチョケ」。近いニュアンスだったものの外れてしまい、「惜しかった……」と肩を落とした。

続いての問題は、第1期最終話24話「起首雷同編」バトルシーンでのコメンタリーで、瀬戸さんが発した言葉について。司会からヒントをもらい、こちらも惜しかったものの、不正解。残念ながら、らいよんチャンのぬいぐるみプレゼントは見送りになってしまい、「またチャレンジしたいな。大阪もまた来たい!」と惜しむ声を上げた。

そして後半では、第2期「懐玉・玉折」PV第2弾を見ながら、新シーズンへの期待を寄せた。第2期「懐玉・玉折」では五条 悟と夏油 傑の過去の話が描かれるということで、「ドキドキしますけど、虎杖は出てくるのかな……過去編だから厳しいかな(笑)」と会場の笑いを誘う場面も。第2期は連続2クールにて「渋谷事変」も描かれることが発表されており、「詳しくは言えないことも多いんですけど(笑)楽しみにお待ちください」と期待を呼びかけた。
第2期の楽曲として発表された、キタニタツヤさんの「青のすみか」、崎山蒼志さんの「燈」の2曲については、「『青のすみか』は1期とはまた違った疾走感もあって、今後の展開を期待させてくれるような楽曲だと思います。崎山さんのエンディングテーマも楽しみ。ぜひみなさんも楽しみにお待ちください」と話した。

そして一つ、新情報として、「じゅじゅとーく」の二期、「呪術廻戦 じゅじゅとーく ニキ」が配信されることも発表された。メインパーソナリティは前回と同じく榎木さんが務め、「懐玉・玉折/渋谷事変」のキャストをゲストに迎えてトークを展開する予定だ。


©MBS

イベントの最後には、榎木さんから改めてあいさつ。
「第2期が来月からいよいよ始まるということで、制作陣はめちゃくちゃ頑張ってくれています。新キャラもいっぱい出てきますし、呪霊もかっこいい造形がいっぱい登場します。来月からいよいよ始まる第2期の「懐玉・玉折/渋谷事変」、ぜひよろしくお願いします。今日はありがとうございました」とメッセージを送り、イベントは終了となった。

「呪術廻戦」のTVシリーズ第2期「懐玉・玉折/渋谷事変」は7月6日(木)から毎週木曜夜11時56分~、MBS/TBS系列全国28局にて放送開始。

榎木淳弥さんスペシャルインタビュー

©MBS

――虎杖悠仁というキャラクターを演じていく中で感じた、彼の魅力は何だと思いますか?

呪術師としての自覚がだんだん芽生えていって成長しているな、と思っています。最初は子ども扱いされながらも、つらいエピソードも乗り越えて、自分なりに「死ぬということはどういうことなんだろう」という自問自答を繰り返しながら、呪霊から人を救っていくようになっていきました。
でも一方で変わらないのは、明るいところですね。仲間が死んだり、自分も傷つけられたりしても、日常に戻ったら前と変わらない明るさもあって。それも彼の強さなんだと思います。
ふざけられる幅や遊びシーンも多くて、日常パートで友達とふざけてくれるのは、演じていて楽しい部分でもあります。

――五条先生や伏黒、釘崎、その他高専の先輩や先生たちとのチームワークも仲良く見えますが、現場でもそういったチームワークはあるのでしょうか?

伏黒 恵役の内田雄馬君、釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美さんとは年齢も近くて、話しやすいのもあって、三人で考えをすり合わせたりアイディアを出し合ったりもしています。普段からも仲良くさせていただいているので、友達と仕事しているぐらいの感覚で楽しんでやっていますね。遠慮なく意見をぶつけられる関係でもありますし。
一方で、たとえば五条先生役の中村悠一さんは僕より全然上なんですけど、フラットな方で話しやすい空気感を作ってくれていて、助かっています。と言っても中村さんへのリスペクトもすごくあるので、それも役どころに通じるところというか、「フラットな空気感だけど尊敬している」というのが共通しているかもしれませんね。

――榎木さまは洋画の吹替(スパイダーマンのトム・ホランド役など)も数多く取り組まれていますが、吹替とアニメそれぞれで気を付けていることを教えてください。

吹替は海外の役者さんがすでに演じているので、それに合わせる必要もありますね。目指す答えがあって、それに合わせていく楽しさがあるというか。
一方で、アニメは絵の表現となるので、割と自分で考えながら、自由に演じられるところもあって。自分のインスピレーションや創造性を発揮する楽しさがありますね。自分でやりやすい間とかを、実際のセリフの長さの範囲内で自分の解釈も入れながら演じていますね。


©MBS

――今回、大阪でのイベントにお越しですが、大阪の印象や思い出などはありますか?

大阪は今年すでに三回目なんです。楽しみは、新幹線に乗るときのたこ焼き弁当なんですけど(笑)、なかなか買えないときも多くて。あとは、チーズケーキの「りくろーおじさん」はみんなにおススメされます(笑)。焼きたては食べたことがないので、食べてみたいです。

でもやっぱりこういったイベントは東京のほうが多くて、なかなか地方の方にお会いできる機会も少ないですね。なので今回こんな機会があってありがたいですし、いろんな方に作品の魅力をすすめていきたいなと思います。
「ちゃやまち推しフェスティバル」は今年が初めての開催なんですよね? ぜひ来年以降もやっていただきたいですね。そしてまた呼んでいただきたいです(笑)。

――ありがとうございます。それでは最後に。次の「懐玉・玉折」のエピソードでは、五条先生や夏油の過去のお話が描かれますが、そのオンエアに向けてメッセージをいただけましたら。

第1期がものすごくたくさんのファンの方に受け入れてもらえたので、第2期もみなさんに受け入れていただけるように頑張っていきたいです。もちろん五条ファン・夏油ファンにも見逃せないですし、五条先生の圧倒的なパワーがどのように描かれていくのか、そして当時の高専のキャラたちの登場など、たくさん注目ポイントがあるので、ぜひ期待していただければと思います。

――ありがとうございました。


©MBS
詳細情報
■サイト
TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト