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48時間の激闘ついに閉幕 映画制作レースがドロップオフ

10月27日(日)、映画制作コンペテション「The Osaka 48 Hour Film Project」のドロップオフイベントが実施。25日(金)から行われていた「48時間で撮影・編集する」過酷な作業が終了し、参加チームが完成した作品を手に続々と集合した。

受付に続々と到着する参加者ら

大阪で2011年より毎年行われている映画制作レース。お題やジャンルなどが発表されてから48時間以内に撮影・編集を行わないといけないというもの。
今年は26チームがエントリー。プロの映像クリエーターから、映像制作を学ぶ学生まで、約450人が参加した。
10月25日(金)のキックオフミーティングには各チームの監督らが参加し、くじ引きを行った。

今回の27日(日)のドロップオフでは、各チームのメンバーが続々と会場に登場。パソコンを持ったまま到着し、その場で最後の編集作業やメディアへの書き出しを行う姿も見受けられた。
〆切の19時30分間際になると、会場は駆け込みの参加者でいっぱいに。最後10秒は集った人たちでカウントダウンを行い、盛大な拍手の元48時間におよぶ激闘は幕を閉じた。

最後は全員でカウントダウン

このコンペティションの魅力について聞かれたあるチームの監督は「こういう機会がないと腰が重いですし、ありがたいと思っています。 2日で全て終わるし、参加しやすいですね」と話した。3年連続で作品に出演している舞台女優は、「毎回どんどん規模が拡大していますね。うちのチームもどんどん手際が良くなっています」とコメント。「1回目とか段取りもまだまだでバタバタ。みんなフラフラしながら朝日を見て帰ったのもいい思い出です」と振り返った。

懇親会場で談笑する参加者ら

参加26チームのうち、48時間の期限に間に合ったのは22チームの作品。時間に遅れて3チームが提出し、計25作品が出そろった。その中から優秀作品を選抜し、1位の作品は、「1位の作品ばかりが集められる」アメリカの映画祭で上映。さらに選抜に生き残ると、晴れてカンヌ国際映画祭で上映される名誉が与えられる。
同コンペの審査委員長を務める日本映画撮影監督協会の山内嘉信さんは、「皆さん本当にお疲れさまでした。各チームの苦労は、しっかりとうけとめています」とねぎらった。

参加者でうめつくされた会場

今回完成した作品を一挙に上映するプレミア上映会は、11月4日(月・祝)にクレオ大阪南で開催される。
クリエーターたちの努力の結晶を、観に行こう。

上映会詳細情報
■開催日程
11月4日(月・祝)
 13時~ グループA上映
 17時~ グループB上映

■料金
一般1,000円

■開催会場
クレオ大阪南
大阪市平野区喜連西6-2-33

■サイト
The Osaka 48Hour Film Project
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