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映画史に残る軌跡振り返る 大阪・京都でゴダール特集

フランスの映画運動「ヌーベルバーグ」の旗手ジャン=リュック・ゴダールの軌跡を振り返る特集上映「ゴダール/新世紀の起源」が、大阪・九条のシネ・ヌーヴォと、京都みなみ会館で実施される。


『はなればなれに』(c)1964 Gaumont – Orsay Films

映画史に燦然と輝くゴダールの軌跡を、HDリマスターで振り返る特集上映が、大阪と京都で連続開催される。

ジャン=リュック・ゴダールは。フランスの映画監督。『勝手にしやがれ』などが有名で、1950年代にフランスで起きた映画運動「ヌーヴェルバーグ」ではその旗手となった。同運動は、従来の撮影所システムではなく、若い映画監督たちが即興演出や同時録音、ロケ撮影という要素を押し出す、というもの。映画の歴史に記録される一大ムーブメントとして、今なお多くの若者をひきつけている。

今回は1964年~1996年に制作されたゴダール監督作の9本を一挙上映。ラインナップは『はなればなれに』『恋人のいる時間』『中国女』『ヒア&ゼア・こことよそ』『パート2』『うまくいってる?』『勝手に逃げろ/人生』『右側に気をつけろ』『フォーエヴァー・モーツァルト』。全作品がHDリマスターされている。


『恋人のいる時間』1964 Gaumont / Orsay Films

『中国女』(c)1967 Gaumont / Ciné Mag Bodard
/ Roissy Films / M.Nicolas Lebovici

『パート2』(c)1975 Gaumont / Société Nouvelle
de Cinématographie

『勝手に逃げろ/人生』1979 Gaumont –
TSR – Saga Productions

昨年より、『Adieu au Langage(Goodbye to Language 3D)』と名付けられた3D作品に取り組んでいるというゴダール監督。常に時代の最先端を走り続けた監督の新たな挑戦を前に、一度その軌跡を振り返っておきたい。

特集上映「ゴダール/新世紀の起源」は、大阪・九条のシネ・ヌーヴォと、京都みなみ会館で実施。シネ・ヌーヴォは1月19日(土)~2月1日(金)、京都みなみ会館は2月2日(土)~15日(土)。
京都みなみ会館では2月9日(土)12時15分~『中国女』の上映終了後、龍谷大学教員で映画批評家の廣瀬純さんのトークが行われる。

■開催日程
シネ・ヌーヴォ 1月19日(土)~2月1日(金)
京都みなみ会館 2月2日(土)~15日(金)

■料金
シネ・ヌーヴォ、京都みなみ会館2館共通券 1回券1,200円、3回券3,000円

一般1,300円、学生1,200円、シニア・会員1,000円
当日3回券3,300円 

■会場
シネ・ヌーヴォ
(大阪市西区九条1-20-24 、TEL 06-6582-1416)

京都みなみ会館
(京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)

■サイト
シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/
京都みなみ会館
http://kyoto-minamikaikan.jp/