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2015年02月14日(土)
ミニシアターの魅力とは? シネマート心斎橋横田さん×シネ・ヌーヴォ山崎さん

大阪・アメリカ村のシネマート心斎橋のスタッフ横田陽子さんと、九条のシネ・ヌーヴォ支配人山崎紀子さんが、2月22日(日)に無料のトークイベント「ヨーコ&ノリコのおしゃべりミニシアター」を開催する。その内容について話してもらった。



シネ・ヌーヴォの山崎さん(左)とシネマート心斎橋の横田さん(右)

イベント開催のきっかけは、キネプレが2014年に2回開催した、トークイベント「映画館女子ガールズトーク」。関西の映画館6館で働く女性たちが登壇した人気イベントだが、横田さんと山崎さんはその登壇者だった。終了後、横田さんが「意気投合した、と勝手に思ってる(笑)」山崎さんに声をかけたことからスタートしたという。先日からはツイッター(@yoko_noriko)もはじめた。

横田 うちのスタッフと話していたとき、「すでに会員になってくださってる人が、年間10本作品観てくださるのを12本・13本にするのは取り組みやすいけど、0の人を1にするのはとても難しい」という話になったんです。そこで、「無料イベントなら、少しは聞きに来てくれるのでは」と思い、今回のイベントを考えました。でも私では知識も足らないので、映画の知識があり、映画館同士の場所も近いシネ・ヌーヴォの山崎さんに呼びかけたんです。

山崎 その発想がすばらしいなと思いました。たしかにいままで、「足しげく通ってくれる人のためのサービス」は心がけていたけど、「0の人に興味を持ってもらう」というのはなかなか難しくて、ある意味あきらめていたところでもあったんです。もちろん「もう一度来てもらいたい劇場作り」は心がけていきたいんだけど、今回の相談をもらったとき、「一緒になら、今まで出来ていないいろんなことができるんじゃないか」と喜びました。

横田 あと、場所はお互いの映画館じゃないほうがいいだろうと思い、地下鉄阿波座駅近くの江之子島文化芸術創造センターにしました。

山崎 ミニシアターに来る機会がない人を呼びたいのに、場所をミニシアターにしても来づらいのではと。普段の映画好き以外の場所にも届けやすいと思いまして。

■当日のトーク内容について

横田 「ミニシアター経験がない」人を対象にしているので、「ミニシアターとはどういうものなのか」「どういう映画がかかっていて、それぞれどういう個性があるのか」などを紹介したいです。あと、ミニシアターとシネコンは対立して考えられがちだけど、相互利用すればもっと映画ライフが楽しくなるんじゃないか、ということを提案したいですね。

山崎 それに「ミニシアターは怖くない」ということも言いたいです。この2人みたいな人たちが働いてるんですよ、と伝えたいです。怖いな、とか、やってる映画難しそう、とかそういったことで不安を覚えられるともったいないので、そういう不安を減らしたい!

横田 シネ・ヌーヴォさんとシネマートってある意味真逆だと思うんです。同じミニシアターだけど、まったく似ていないですもん(笑)。かかっている映画も実はぜんぜん違うし、お客様の層も違うし、いろいろ対極にあるので、その2館が一緒にやるというのがいいなと思ってます。

山崎 初めての人が「ミニシアターって何?」と思ったときに、シネマートがあって、シネ・ヌーヴォがあって、となれば、ミニシアターの底の広さというか、「ミニシアターにもいろいろあるんだ」ということを提示できるんじゃないかなと。

■ファンとの交流が魅力

横田 シネ・ヌーヴォさんのツイッターには、とても熱心なファンがついていていいなー(笑)、といつも思ってます。今回このイベントのためにはじめてツイッターを運営(@yoko_noriko)してるんですが、シネ・ヌーヴォさんとファンとの交流が楽しそうで、うらやましいです。

山崎 スタッフとも交流してますね。あるとき高校生を連れてきたスタッフがいて、「高校生がいたので、映写室を見せてあげたくなった」と(笑)。そういうこともたまにあります。

横田 そういう交流、ほんといいですね。シネマートでも先日、映画の日取りを間違えてしまった人に、あるいい出来事が起こったんですよ。詳しくはイベントで話そうと思いますが(笑)、お客さんのほっこりエピソードが起こると、楽しくなりますね。

■若い人にもどしどし来てほしい

横田 学生の方がほとんど来ないのがさびしく思ってます。学生割引があるんだけど、学生証が提示されることはめったにないんです。でも、映画を作ったりその他アート分野に取り組みたいと思っている人は、映画を映画館で観た方が絶対いいと思ってるんですけど、そうした専門学校や芸術大学の人をほんと見かけないですね。「みんな、どこで映画を観ているんだろう」と(笑)。シネコンには行ってるのかなあ? 

山崎 シネコンでは、観ると思うんです。話題の映画にずらっと集まっている若い人も多いですから。アイドルや人気俳優の出演している映画は、本当にたくさんの若い人が観に行きますね。

横田 たしかに話題の映画はほんとたくさんの人に観られていますね。結構窓口で聞かれますよ。「『ベイマックス』は何時からやってますか?」とか(笑)。「やってないんです」と話すと、では「何をやってますか?」と。上映作の説明をすると「どれも知らんやつやな~」となって帰っていく(笑)。

山崎 逆にそういうことが、何かの切り口になるんじゃないかなあと思ってはいるんですけど。あと、女性もぜひ来てもらえれば。若い世代ももちろんですけど、いろんな女性に来てほしいです。

横田 先日ツイッターでもつぶやいたんですけど、わたし世代の女の人って、昔は映画をたくさん観ていたけど、結婚や子育てで映画が観られないという人が多いと思うんです。「話題の映画は子連れで行くけど・・・」という人。男性でも仕事が忙しくてご無沙汰、という人もいますし。そういう人たちにも、もう一度映画館で観る楽しさを味わってほしいと思ってます。

ヨーコノリコtop

「ヨーコ&ノリコのおしゃべりミニシアター」は、2月22日(日)の18時40分から、大阪の江之子島文化芸術創造センター(地下鉄阿波座駅近く)で開催予定。料金無料、定員30名。お茶とお菓子も提供する。シネマート心斎橋(06-6282-0815)で予約受付中。

詳細情報
■開催日程
2月22日(日)
 18時30分集合、18時40分開始

■料金
無料

■受付
1月10日(土)からシネマート心斎橋で受付開始
TEL 06-6282-0815
定員30名

■開催会場
江之子島文化芸術創造センター
大阪市西区江之子島2-1-34、TEL 06-6441-8050

■サイト
シネマート心斎橋
シネ・ヌーヴォ
江之子島文化芸術創造センター
山崎紀子さんインタビュー



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