2日4回の耐久マサラ上映！　尼崎のサンサン劇場で「塚口杯」開催

インド映画に合わせて踊り、紙吹雪を散らす「マサラ上映」を2日間計4回に渡って行う「耐久マサラ上映　塚口杯」が、尼崎の塚口サンサン劇場で11月15日（土）と23日（日）に開催される。インド料理出店やトークショーなども。

『ダバング　大胆不敵』(c)Eros International Ltd.

「マサラ上映」とは、日本で近年流行している特別な映画鑑賞方法。ハリウッドになぞらえて「ボリウッド」と呼ばれるインド映画に多く見られるミュージカルシーンにあわせて、鑑賞中の観客が踊ったり歌ったりするという観賞スタイルで、拍手やクラッカー、歓声など“なんでもあり”の鑑賞体験が味わえることから人気となっている。もともとは2001年に大阪の動物園前シネフェスタでスタートした。
尼崎の塚口サンサン劇場は、関西の映画館の中でもマサラに数多く取り組んできた。2013年6月に『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』に合わせて実施したのを皮切りに、定期的に開催。関西だけでなく全国のインド映画ファンから知られる存在となっている。

2013年12月に開催されたマサラ上映の様子。レポートはこちら

今回は「耐久マサラ上映　塚口杯」と題し、2日間計4回のマサラ上映を実施。マサラ上映はこれまで1回限りで開催されることが多かったため、異例の連続開催となる。
上映される作品は、対立する家の男女がひかれ合う姿を、歌や踊りをふんだんに交えて描いたラブロマンス『あなたがいてこそ』（2010年、125分）、インド映画界の人気スターサルマーン・カーンが、正義感にあふれる警察官に扮したエンターテインメント作品『ダバング　大胆不敵』（2010年、126分）、インド南部の大都市ハイデラバードを舞台にしたアクション大作『バードシャー　テルグの皇帝』（2013年、164分）の3作品。『ダバング　大胆不敵』は2回、マサラ上映が実施される。

『あなたがいてこそ』

『バードシャー　テルグの皇帝』

また11月15日（土）の『ダバング　大胆不敵』上映の前には、インド舞踏家マユリ・ユキコさんによるボリウッドダンスが、そして23日（日）の14時30分からは、サラリーマン生活をやめて『ダバング　大胆不敵』などのインド映画を個人で買い付けた大向敦さんのトークショーが行われる。
さらには、カレーの販売も。塚口駅近くのインド料理店「ラーダ」から、カレー販売所が出店する。

当日は、インド衣装での来場も歓迎。同館スタッフもインド衣装でお客を出迎えるつもりだという。「スポーツマンシップならぬ、マサラーシップにのっとり、正々堂々と弾けてください」と呼びかける同館担当者。「マサラの向こう側にある究極のマサラ体験インドを一緒にしていただきたいです！」と意気込んでいる。

「耐久マサラ上映　塚口杯」は、11月15日（土）と23日（日）、尼崎の塚口サンサン劇場で開催。15日（土）の16時45分から『あなたがいてこそ』、19時40分から『ダバング　大胆不敵』、23日（日）の16時35分から『ダバング　大胆不敵』、19時20分から『バードシャー　テルグの皇帝』で、それぞれマサラ上映を行う。
座席指定前売券は、12日（水）0時からネット発売開始。