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70歳でなお最前線 九条でヘルツォーク監督特集

70歳になったヴェルナー・ヘルツォーク監督の軌跡を振り返る特集上映「陶酔!ヘルツォーク」が、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで催される。2月16日(土)~3月1日(金)。

ドイツ映画の一時代を築き、今なお走り続ける巨人の軌跡を振り返る特集が、大阪で実施される。

ヴェルナー・ヘルツォークは、ドイツ出身の映画監督。フランスの映画運動「ヌーヴェルバーグ」に影響を受けたドイツの映画新時代「ニュー・ジャーマン・シネマ」の担い手の一人として、世界のアート・フィルムに多大な変化をもたらした。ちなみに同じ「ニュー・ジャーマン・シネマ」には、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ヴィム・ヴェンダースらがいる。
『カスパー・ハウザーの謎』(1974年)でカンヌ国際映画祭審査員特別賞、『フィツカラルド(1982年)』で同監督賞を受賞するなど、国際的な評価も高い。劇映画とドキュメンタリーの枠を超える活動を、約45年にわたって続けており、多くの映画ファンから愛されている。


『ストロチェクの不思議な旅』

今回は同監督の過去作の中から、8作品が集結。『小人の饗宴』(1969年)、『アギーレ/神の怒り』(1972年)、『ストロチェクの不思議な旅』(1976年)、『ノスフェラトゥ』(1978年)、『ヴォイチェック』(1979年)、『フィツカラルド』(1982年)、『コブラ・ヴェルデ 緑の蛇』(1987年)、『キンスキー、我が最愛の敵』(1999年)を一挙上映する。


『フィツカラルド』

『ノスフェラトゥ』

開催日程は2月16日(土)~3月1日(金)。大阪・九条のシネ・ヌーヴォにて。
いまだアートフィルムの最前線をひた走る巨人の足跡に、どっぷりとつかりたい。

■上映日程
2月16日(土)~3月1日(金)

■料金
・前売 1回券1,200円、3回券3,000円
・当日
 一般1,500円、学生1,200円、会員・シニア1,000円、高校生以下800円
 3回券3,600円、シニア・会員3回券2,700円
 ※レイト割引 20時以降の回は1,000円均一

■映画館
シネ・ヌーヴォ
(大阪市西区九条1-20-24 、TEL 06-6582-1416)

■サイト
陶酔!ヘルツォーク
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/herzog/herzog.html
シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/