香港ノワールの名手として知られるジョニー・トー監督を取材したドキュメンタリー『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』(60分)が、シネマート心斎橋で上映される。2月16日(土)から。
香港ノワールの名手の、映画への取り組みに肉迫した作品が、心斎橋で上映される。
「香港ノワール」とは、1980年代以降に制作された香港の犯罪映画と、その流れを指す言葉。カンフーアクションやコメディ作品が多かった香港映画に、新たな潮流を生み出した。ジョン・ウー監督の『男たちの挽歌』(1986年)がとくに有名。
ジョニー・トーは香港での映画製作にこだわっていることでも知られ、多くのファンを生み出している映画監督。『ザ・ミッション 非情の掟』(2000年)、『PTU』(2004年)、『エレクション』(2006年)各作品が香港電影金像奨で表彰されているほか、カンヌ国際映画祭のパルム・ドール候補に選ばれるなど、国際的な評価も高い。
現在は最新作『奪命金』が公開中。ギリシャの債務危機を背景に、金融投資に振り回される香港一般市民の姿を描いている。
(c)crescend films 2010 |
『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』は、彼の映画制作に取り組む姿を取材したドキュメンタリー作品。周辺の俳優陣やスタッフへのインタビューも合わせ、「香港ノワール」への考えや取り組み、独特の映画観が垣間見える映像となっている。香港ノワールファン、ジョニー・トーファンのみならず、映画ファンにぜひとも見てほしい一本だ。
(c)crescend films 2010 |
『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』は、シネマート心斎橋で2月16日(土)から上映開始。また同館ではあわせて、ジョニー・トー、ツイ・ハーク、リンゴ・ラムの3人が集った『香港三大巨匠スペシャル対談』(14分)を同時上映する。
■上映日程
2月16日(土)~
■映画館
シネマート心斎橋
(大阪市中央区西心斎橋1-6-14ビッグステップビル4F 、TEL 06-6282-0815)
■サイト
『映画監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて』公式サイト
http://www.curiouscope.jp/JOHNNIETO/
シネマート心斎橋
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinsaibashi/i