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シネ・ピピアにデジタル導入を 宝塚市への嘆願書募る

宝塚の映画館「シネ・ピピア」へのデジタルシネマ機器導入をめぐって、有志の「シネ・ピピアを支える会」が嘆願書を募っている。1月6日(日)まで。


宝塚の老舗映画館シネ・ピピアにデジタルシネマ機器を導入するため、「宝塚唯一の映画館「シネ・ピピア」を支える会」が嘆願書への参加を訴えている。

シネ・ピピアは、1999年に兵庫県宝塚市に開館。阪神・淡路大震災復興計画の一環として、宝塚市民の要望で誕生した公設民営型の映画館だ。人気作や懐かしの名画などを数多く上映し、市民から地元密着型シアターとして愛されてきた。

今回の嘆願書運動は、来年4月に大手配給会社が作品の完全デジタル化を実行すると言われている「映画の2013年問題」に端を発した。それにより、デジタル機器を導入していない映画館への新作が滞るとみられており、シネ・ピピアをはじめとするミニシアターでは導入の検討を進めているという。
今回募っているのは、導入を宝塚市に求める嘆願書への署名。2013年頭に、中川智子現市長に届けられる予定だ。

署名嘆願活動を行っているのは、「宝塚唯一の映画館「シネ・ピピア」を支える会」。名を連ねているのは、同館で毎年開催されている宝塚映画祭実行委員長の河内厚郎さんや、「すみれ座」座長の植松稔晶さん、映画監督で大阪芸術大学で教鞭を振るう大森一樹さんら。
同会は「シネ・ピピアは、まさに宝塚が誇る小さな文化拠点。市が、同館を支えるべく力強く手を差し伸べるべきではないでしょうか」と訴えかけている。市民が自分たちの映画館を守ろうと動き出したこの活動に、注目したい。

嘆願書は、以下のアドレスからダウンロードして郵送するほか、シネ・ピピアのカウンターでも書きこむことができる。募集は1月6日(日)まで。

■署名の流れ
・以下アドレスからPDFをダウンロード
http://takarazukaeiga.com/pipia/format_tangansho.pdf

・署名用紙データをプリントアウトし、署名と住所を記入

・署名が集まったら、以下の住所に送付するか、シネ・ピピアのカウンターに提出する
 〒665-0852
 宝塚市売布 2-5-1-5F シネ・ピピア内
 「シネ・ピピア」を支える会宛

・1月6日(日)まで

■設置場所
シネ・ピピア
(宝塚市売布2-5-1 ピピアめふ5F)

■サイト
「宝塚唯一の映画館「シネ・ピピア」を支える会」からメッセージ
http://takarazukaeiga.com/pipia/
嘆願書ダウンロード
http://takarazukaeiga.com/pipia/format_tangansho.pdf
シネ・ピピア
http://www.cinepipia.com/
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