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CO2特別ワークショップ 深田監督と考える映画の未来

自主映画監督を助成する「シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション(CO2)」が9月29日(土)、ワークショップを開催する。

同企画が提供するワークショップ事業の一環として実施される。9月29日(土)に、『不屈の挑戦者シリーズ』と題した講座の第1弾を開催。テーマは「自主制作映画の現実的な可能性と未来のネットワーク作りについて」。ゲストは、映画監督の深田晃司さん。


深田晃司さん

自主映画が数多く制作される現在。「観る人よりも作る人の方が多くなり、消費者は観客ではなく監督や関係者ばかりになりつつある」という現状について深田さんは「80年代に小演劇演劇の世界で起こった現象に似ている」と話す(*監督ご本人のご指摘により、訂正しました)。演出家・平田オリザ氏の「青年団」に参加したほか、インディペンデント映画の制作に精力的に取り組む。またインディペンデント映画の現状を打破すべく、支援ネットワーク「独立映画鍋」を立ち上げるなど、制作サイドにとどまらない幅広い活動を行っている。ワークショップではそうした活動を踏まえながら、インディペンデント映画の未来についてひもといていく予定。
あわせて今回は、深田さん監督作の『東京人間喜劇』も上映する。フランスの文豪バルザックの作品群「人間喜劇」に着想を得て作られた作品で、青年団がオールキャストで出演している。「演出する側だけではなく、演じる側の方にも是非観ていただきたい作品」とCO2担当者は話す。


『東京人間喜劇』

ワークショップは9月29日(土)の夕方から夜に実施される。受講料は2,000円。
ちなみに第2弾は10月27日(土)実施予定。『リンダリンダリンダ』(2005年)、『色即ぜねれぃしょん』(2009年)、『マイ・バック・ページ』(2011年)などの脚本を執筆した向井康介さんを迎え、作劇術について講義する。

■実施日時
9月29日(土) 17:00~21:00

■場所
プラネット+1/CO2運営事務局
(大阪市北区中崎2-3-12パイロット・ビル3階、TEL 06-6484-6268)

■サイト
CO2公式サイト
http://co2ex.org/
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