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『大阪のうさぎたち』上映開始 杉野希妃さんが魅力語る

大阪を舞台にした映画『大阪のうさぎたち』(70分)のシネ・ヌーヴォでの上映がスタートし、主演の杉野希妃さんがPRのため来館した。


シネ・ヌーヴォに来館して作品をPRする杉野希妃さん。

『大阪のうさぎたち』は、韓国のイム・テヒョン監督の最新作。韓流イケメンスターのミン・ジュンホさんとともにダブル主演をつとめる杉野希妃さんが今回、シネ・ヌーヴォに来館し、本作の魅力をPRした。
杉野さんは、リム・カーワイ監督の『マジック & ロス』(2010)など多くの作品で主演兼プロデューサーをつとめる女優さん。第24回東京国際映画祭で特集上映されるなど、現在の日本インディーズ界“注目”の1人でもある。

今作でも主演と同時にプロデューサーを兼任。そのいきさつについては「最初、映画を撮っているというイム監督に出会った。その時『出てください』と言われ、通行人の1人だろうと思っていたら、気づいたら主演になっていた」と笑いながら話す。
映画が撮影されたのは昨年3月。イム監督が大阪アジアン映画祭に招待され、来阪していたことから、「大阪で映画を撮ろう」と企画し、動いていたという。しかし東日本大震災が発生し、出演予定の韓国女優が来日キャンセル。そこで出会ったのが、杉野さんだった。撮影日数は、3月12日から13日の朝5時にかけて、というなかなかの強行スケジュール。


『大阪のうさぎたち』(c)’Film Bee’ all rights reserved.

杉野さんの作品についての理解も、撮影中に「どういう映画なの」と聞きながら分かっていくような現場だったという。途中、作ることをまず考えていたという監督に「私がプロデュースの手伝いをしたい。宣伝して見てもらってこその映画だと思う」と一念発起。編集や追加のシーンの相談など、作品作りに積極的に加わることになった。

物語のストーリーは、こちらの記事を参照。

杉野さんは本作の魅力について、「監督が最初、『大阪でSFを撮りたい』と言った時、はっとなった。そんな風に大阪を見たことはなかったけど、言われてみれば、SFらしいところがある。その着想点を素直にすごいと思った」と話す。大阪の観客からも「こんな静かな大阪を描いてくれたのは初めてだ」などの反応をいただいたという。
大阪には映画の仕事だけでなくそれ以外にも頻繁に訪れるといい、「私は第二の故郷と言えるぐらい大阪が好き。その大阪で、大阪を舞台にした映画を、ぜひたくさんの大阪の人に見てほしい」とPRした。


シネ・ヌーヴォの入り口でもパチリ。

『大阪のうさぎたち』の上映は大阪・九条のシネ・ヌーヴォで7月20日(金)まで。8月4日(土)からは、京都みなみ会館、神戸元町映画館の上映も。

■上映日時
6月30日(土) ~7月6日(金)
 21:00~
7月7日(土)~7月13日(金)
 14:10~
7月14日(土)~7月20日(金)
 18:40~
※7月19日(木)は休映
※7月7日以降はシネ・ヌーヴォXで上映

■料金
一般1,500円、学生・シニア1,000円

■会場
シネ・ヌーヴォ
(大阪市西区九条1-20-24 、TEL 06-6582-1416)

■サイト
シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/
『大阪のうさぎたち』公式ブログ
http://ameblo.jp/two-rabbits-in-osaka/
日韓合作『大阪のうさぎたち』が地元先行ロードショー【キネプレ記事】
http://www.cinepre.biz/?p=1034