阪神大震災から15年目の神戸を訪れた若者たちを描いた『その街のこども 劇場版』(主演・森山未來、佐藤江梨子)が、大阪・十三のシアターセブンで2週間上映される。
阪神・淡路大震災の傷跡を描いた映画作品。
震災15年目の節目に、東京で暮らす男女が神戸を訪れ、知り合う。2人にはそれぞれ、15年前の震災体験があった。2人は、追悼のつどいまでの時間を、一緒に過ごすこととなる・・・というストーリー。
神戸市出身の森山未來さんと、同じく神戸で被災した経験を持つ佐藤江梨子さんが、自身と同じ年齢の2人の若者を演じている。
監督は、「あまちゃん」のチーフ演出をつとめた井上剛さん。音楽は同じく「あまちゃん」などを手がけた大友良英さん。
当初はテレビドラマとして、2010年1月17日にNHKで放映。大きな反響があったことから、未公開映像などを追加した劇場版が制作されることとなった。劇場版も公開されるとともにファンを拡大。放送文化基金賞や横浜映画祭、ぴあ初日満足度ランキングなどで高い評価を得ている。
実際に震災の被害を受けた現地でロケを敢行したという同作。ラストシーンとなる「追悼の集い」は、テレビ放送当日の早朝に行われた実際の様子が盛り込まれている。
昨年に引き続き、この1月の時期にシアターセブンでの上映が決定。1月11日(土)から24日(金)まで、連日上映される。1週目は毎回上映前にシネマコミュニケーター高橋裕之さんのミニトークが実施されるほか、16日(木)の19時から追加上映と、井上監督、脚本の渡辺あやさん、京田光広プロデューサーのトークショーが催される。
関西の人にとってはとくに、毎年忘れられぬ記憶を持つ大震災。19年前に思いをはせながら、同作を観賞したい。
予告編 |
詳細情報 |
上映日程 |
1月11日(土)~24日(金) 各日13時50分~ ※16日(木) 19時~追加上映&トークショー |
料金 |
一般・専門・大学1,200円、シニア・高校生以下1,000円 シアターセブン会員1,000円 1995年生まれの方1,000円(年齢要確認) |
映画館 |
シアターセブン (大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F、TEL 06-4862-7733) |
サイト |
『その街のこども』公式サイト http://sonomachi.com/ シアターセブン http://www.theater-seven.com/ |