制作者のPEASさんらに「こういう場があってありがたい」とまで言ってもらえたこの「ホッと一息アニメ」というコーナー。
じっさい1年以上つづけてみると、いろんなことが見えてきました。
それは、
「キネプレ読者はどんなものを見たいと思ってくれるんだろう」
「どんな作品や企画をおもしろがってくれるんだろう」
という疑問に対する答えだったりしたのですが。
でも1番の収穫だったのは、
「いろんな種類のアニメをつくる人たちがいる」
ということを、多くの人に知ってもらうことができたことでした。
だって、編集長のぼくもびっくりしたのです。
「いままで知らなかった世界に、多彩な才能と情熱がたくさんひそんでいたんだなあ」
って。
もちろんみんな隠れていたのではなくて、ぼくが知らなかっただけだったのですが。
それでも、この「映像クリエーター」という枠組みにふくまれる人びとの豊潤さに、おどろいたものでした。
今世の中は、手軽な映像を作れる時代になってきています。
YouTube、ニコニコ動画、その他の映像投稿サービス。
「数秒だけの映像を、簡単に作れるアプリ」
なんてのもありますね。
手軽で労少なく、簡単に作れてしまう。
そんな映像の氾濫が起きようとしているいま。
プロやプロを目指す映像の作り手たちは、なにができるのか。
ホッと一息アニメがそのひとつの道しるべになるんじゃないかなあ。
そんな気もしているのです。