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カタラシテーナをめぐるお話(上)。

もともと、映画もけっこう好きだったタンサンファブリークの人たち。
話していくうちに、どんどんアイディアをまとめていってくれました。
「映画の感想は、人に話したくなるもの―」。
でもきっかけがないと、なかなか自分から言い出せない人もいますよね。
「みんなが分かりあえる意見もいい―」。
でも、マニアックな意見こそおもしろいし、その人の個性がでる。
さらに、他の人にもあたらしい発見が生まれるのでは・・・。

そんなこんなで練り上げながら。
せっかく考えたんだし、じゃあ遊んでもらいましょうか、と、今年4月のキネプレ協力の上映イベントでお披露目。
ショートムービーを観たあと、「ではカタラシテーナというものを遊びます!」と、デビューしたのです。

おかげさまで、非常に好評。
「そんな見方があったんだ!」
はげしく頷いているお客さんを観て、うれしくなってきたのを覚えています。
「もっかい観てみたいなあ」
そんな声もちらほら。
感想をゲームにすることで、お客さん同士の話も弾む。
新しい発見も生まれてきて、「もう一回観たく」なることも。
なんて素晴らしいツールを作ってくれたんだろう、と感じ入ったものでした。

カタラシテーナをめぐるお話は、来週にもうちょっと続きます。