映画の灯ともしつづけて16年　姫路シネマクラブが例会100回目へ

兵庫・姫路地域の映画愛好家らによって運営される姫路シネマクラブが、このたび100回目の例会を迎える。上映されるのは、木下惠介監督の生涯を描いた『はじまりのみち』。原恵一監督の来場も。

(C) 2013「はじまりのみち」製作委員会

姫路シネマクラブは、兵庫県姫路市を中心として1997年に設立された非営利会員制団体。「新聞や雑誌などで紹介されながらも、姫路ではなかなか観ることができない名作」をスクリーンで紹介したいとの思いから、近隣地域の映画を愛する人々によって立ち上げられた。

1997年7月に第1回例会を実施。それ以降2カ月に一回のペースで、選りすぐりの作品を上映してきた。過去には山田洋次、高畑勲、井筒和幸、森達也ら著名監督の講演も実施している。

100回目の例会となる今回は、映画『はじまりのみち』を上映。黒澤明らと並び称された映画監督・木下惠介（『二十四の瞳』など）の挫折と映画作りへの思い、母と子の愛情を描いている作品で、アニメ『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などの原恵一監督による初の実写映画。

(C) 2013「はじまりのみち」製作委員会

姫路シネマクラブの第100回例会は、1月22日（水）・23日（木）に開催。
姫路シネマクラブの作品を観賞するには、同クラブへの入会が必要。入会金500円、月会費500円。（入会時に2カ月分を支払う）。

なお、姫路シネマクラブが定期的に実施するインディーズ映画上映会「シネマ窟」の第15回も、2月8日（土）に開催される。場所は姫路の納屋工房。「よなご映像フェスティバルレトロスペクティブ2012-2013」と題し、鳥取県米子市の同イベントでの受賞短編作10本を一挙上映する。