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ホッと一息アニメをめぐるお話(中)。

さて、「毎月2回配信しよう」と決めてスタートしました
「ホッと一息アニメ」。
これがなかなか大変でした。
編集長のぼくは、アニメ制作に関しては素人。
「10秒程度で終わるアニメ」をつくるのに、
どれぐらいの労力がかかるのか。
想像したり、勉強したりはできるけど、
ほんとうのところはわかりません。
だから
「大丈夫かなあ、PEASのみなさんに
負担強いることにならないかなあ」
と、ひとりでやきもき。

でも、正直すごかった。
先日、今年最後となる12月15日の配信が完了し、28作品が
出そろいましたが、一回として期日に間に合わないものは
ありませんでした。
PEASのみなさんや、PEASに協力的なアニメクリエーターのみなさんが、
毎回ちゃんとテーマに即したものを、
丁寧に作りつづけてくれた結果です。
ほんとうにありがたい話です。

印象的だったのは、スタートして半年がたった今年の5月のこと。
「区切りとして半年経ちましたが、あのコーナーどうしましょう」
とぼくは聞いたのです。
そのとき返ってきたのが「もちろんつづけさせてください」という
頼もしい言葉でした。
いやあ、このひとたちはすごいなあ。
しみじみとそう、感じ入りましたよ。

さらにこんな言葉までいただきました。
「あのコーナーは、自分たちにとってちょうどいい刺激です。
短くてもテーマに即したものを定期的につくる、ということは、
普段活動していく上ですごくいい経験になるんです」
いやはや、そこまで想ってくれるなら、もはや何も言うまいと、
思ったものでした。