『AKIRA』など大友克洋の世界を大音量で　神戸で「爆音忘年会」

『AKIRA』『SHORT PEACE』・・・大友克洋のアニメ作品を大音量で鑑賞する「爆音忘年会2013」が、12月26日（木）と27日（金）、神戸アートビレッジセンターで開催される。

『AKIRA』(C)1988マッシュルーム／アキラ製作委員会

2020年の東京オリンピックを描いた『AKIRA』。いまこそ爆音で見直すときがきた。

もともと「爆音映画祭」は、「爆音上映イヴェント」という名称で2004年にスタート。2008年より映画祭という呼称になり、吉祥寺バウスシアターをはじめ全国の劇場で開催されている。音楽ライブ用の音響セッティングを基本として、その映画に最適な音を追求し、大音量の映画体験を提供するというもので、多くのファンを獲得してきた。

今回の「爆音忘年会」は、東京・吉祥寺のバウスシアターで12月頭から行われている「爆音大友克洋2013」を受けての開催となる。著名漫画家・大友克洋さんが手がけた『AKIRA』（1988年）や、最新作となる連作ショートムービー『SHORT PEACE』（2013年）を、爆音環境で上映する。

『SHORT PEACE』「武器よさらば」より(C)SHORT PEACE COMMITTEE (C)KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE

爆音映画祭を運営するboidの担当者は「今回の特集ではそんな大友克洋の、画面の中にあらかじめ埋め込まれた音、その画面が羨望し続ける音、そしてそれらの音が広げる私たちの視界の中に見えてくる未来を見つめてみたい」と呼びかけている。

爆音忘年会2013は、12月26日（木）と27日（金）、神戸アートビレッジセンターで開催される。
『AKIRA』『SHORT PEACE』にあわせて、『天国の門』も併映。さらに期間中の2日間は同センターのロビーにて、大友克洋さんの複製原画のコラージュ作品（河村康輔さん制作）と、映画作品ポスターを展示する。