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こぶし突き上げ大絶叫 塚口で『パシフィック・リム』激闘上映

映画『パシフィック・リム』を爆音で鑑賞しながら絶叫する「爆音激闘上映会」が、10月13日(日)、尼崎の塚口サンサン劇場で開催され、同作ファンが大興奮の劇場鑑賞を体験した。


上映前にこぶしを振り上げる参加者ら

『パシフィック・リム』は、太平洋の底から次々と生まれてくる巨大怪獣に、人類が巨人兵器「イェーガー」で立ち向かう姿を描いた映画。日本から菊地凛子さん、芦田愛菜さんが出演している。日本のロボット映画、怪獣映画などへのリスペクトも多いことから、日本のロボットアニメ好きなどから熱狂的な支持を得ている。

今回の「爆音激闘上映会」のきっかけは、東京の立川シネマシティで有志が企画した「絶叫上映会」。映画館側の協力の結果、多くのファンが集うイベントとなった。
「この盛り上がりを関西でも」そう決意した男性が、関西での開催を提案。最初はネット上で有志を募った。その後、同作の爆発的な人気を聞きつけた塚口サンサン劇場が急きょ一週間の上映を企画し、10月13日(日)に「爆音激闘上映会」の実施を決定した。


「パシリムファン」が大集合

当日は17時30分からと、20時からの2回に分けて開催。17時30分からの回は、ネット予約分が解禁5分で売り切れ、サーバーが一時ダウンするなど、人気が殺到した。計320席がほぼ満席となり、当日は多くの『パシフィック・リム』ファンでにぎわった。
中には、同作の菊池凛子演じる森マコや、蝶ネクタイが印象的なテンドー・チョイ、さらに主人公たちが搭乗するイェーガー「ジプシー・デンジャー」のコスプレも登場し、会場に華を添えた。


森マコ、テンドー、「ジプシー・デンジャー」のコスプレ

上映前には、発起人となった男性が壇上であいさつ。「劇場や皆さんの協力のおかげで、こうして開催することができました」と感謝の意を表すと、観客からも「ありがとう!」と声がかけられた。劇場側スタッフも、劇中の基地の名前になぞらえて「総員直ちにシャッタードームに集合して下さい」と呼びかけたり、「前の人を殴ったり、座席を揺らしてリアル4DXにしないように」と注意するなど、観客の笑いを誘った。

上映が始まると、劇場内はさながら野球観戦のようなテンションに。イェーガー側と怪獣側に分かれた観客席では、それぞれの応援する側がパンチや技を繰り出すと、その都度こぶしを振り上げ絶叫する姿が見られた。それ以外にも主役級が登場した際は歓声、コミカルなシーンでは突っ込みや笑い声、カッコいい演説では拍手が起きるなど、大盛り上がりの上映となった。


熱い戦いを終えた参加者たち

今回初めて塚口サンサン劇場を訪れたという男性2人は「みんな、パシリム愛であふれていますね。同じ作品を観てここまで盛り上がれることができて、すごく楽しい」と話した。

『パシフィック・リム』は塚口サンサン劇場で10月18日(金)まで上映されているほか、その他の映画館でも順次追加上映が決まっている。

■サイト
『パシフィック・リム』公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/
塚口サンサン劇場
http://www.sunsun.info/