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韓国女性監督たちの作品一挙に シネ・ヌーヴォで3週間特集上映

韓国の女性監督たちが手がけた3作品を上映する「韓国女性監督特集2013」が、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで3週間にわたって開催されている。

韓国女性監督特集2013

勢いを増す女性監督たちの力作を、この機会に。

近年、女性監督の活躍が目覚ましい韓国の映画業界。その中の秀作を紹介すべく、2009年に中短編含め10本の作品が「韓国女性監督特集」としてシネ・ヌーヴォで特集上映された。
今回は「韓国女性監督特集2013」と銘打ち、3人の監督にフォーカス。3週間にわたり、ドキュメンタリーやヒューマンドラマなど3作を上映する。

まず、韓国の女性監督としてはベテランだというイム・スルレ監督の『牛と一緒に7泊8日』(2010年、106分)を上映。農家に住む詩人ソノが、老いた牛を売りにいく途中、元恋人から電話がかかり、夫の死が知らされる。ソノとその夫は親友でもあったが・・・というストーリー。


『牛と一緒に7泊8日』

残りの2作品はドキュメンタリー作品。
1つめは結婚制度に疑問を持ち、非婚カップルとして同居していた2人が、女性の妊娠を境に話し合い、ある道を選んでいく姿を映したチミン監督の『2LINES あるカップルの選択』(2011年、82分)。
もう1つは、「アジアのピカソ」と呼ばれる画家シン・スンナムが描いた大作「レクイエム」と、そのモチーフとなった旧ソ連でのコリアン20万人強制移住の悲劇を描いたキム・ソヨン監督の『空色の故郷』(2000年、93分)。


『2LINES あるカップルの選択』

『空色の故郷』

「韓国女性監督特集2013」は、現在大阪・九条のシネ・ヌーヴォXで上映中。9月6日(金)まで。

詳細情報
開催日程 8月17日(土)~9月6日(金)
料金 一般1,500円、学生・会員・シニア1,000円  
3作品券3,000円
映画館 シネ・ヌーヴォ
大阪市西区九条1-20-24、TEL 06-6582-1416)
サイト 韓国女性監督特集2013
http://www.cinenouveau.com/sakuhin/kankoku/kankoku.htm
シネ・ヌーヴォ
http://www.cinenouveau.com/