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「サイタマノラッパー」新作が京都上陸へ

自主映画の業界で多くの業績を打ち立てた映画作品『SRサイタマノラッパー』の新作『SR3サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(110分)が、6月2日より京都みなみ会館で上映される。


(C)2012「SR3」製作委員会

自主映画出身、入江悠監督の最新作。
シリーズ1本目『SRサイタマノラッパー』(2009)は埼玉県の郊外都市でくすぶりながら、ラップで成功する夢を追い続ける若者たちの葛藤を描いた作品。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門のグランプリ、富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭の最優秀アジア映画賞、第50回日本映画監督協会新人賞を獲得した。
続く2本目『SR2 サイタマノラッパー 女子ラッパー☆傷だらけのライム』(2010)では、群馬県に住む音楽を愛する20代後半の女性たちが直面する理想と現実のギャップを描いている。

今回の『SR3サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』は3作目。1作目のラップグループ「SHO-GUNG」を脱退した元メンバー、マイティのその後と、やがて訪れる悲痛な再会を描く。前作2作の成功から自主映画業界では異例となる約2000人のエキストラを使った撮影を行うなど、規模を拡大。「北関東3部作」と呼ぶ完結編が完成した。
キャッチコピーは「終われない。この魂は、不滅。」


(C)2012「SR3」製作委員会

今年4月14日のシネクイント(東京都渋谷区)を皮切りに、K’s cinema(新宿区)、シネマスコーレ(名古屋市)など有名ミニシアターで上映を開始。各館で満席や立ち見が出るほどの盛況となった。また入江監督と主演の奥野瑛太さんが各地を“行脚”し、自ら宣伝作戦を決行した。

関西では、第七藝術劇場で5月頭から上映スタート。関西ウォーカーや産経新聞など大手メディアとのコラボレーションPRも話題を呼び、多くの観客を獲得した。関西での2回目の上映が6月2日から京都みなみ会館(京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)で行われる。

同館では並行して1作目と2作目も同時期上映する。それぞれの作品にちなんだ割引システムを採用。1作目はタケダさん、2作目はこんにゃく持参の方、3作目はブロッコリー持参の方がそれぞれ1,000円で鑑賞できる。

■上映日時
6月2日(土)~22日(金)

■上映場所
京都みなみ会館
(京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)

■サイト
京都みなみ会館
http://www.kyoto-minamikaikan.jp/
SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者
http://www.sr-movie.com/