攻撃的な北欧作品を堪能　　「もうひとつの北欧」梅田へ

知られざる北欧の映画作品にスポットライトを当てた「The North side もうひとつの北欧」が、シネ・リーブル梅田で開催へ。日本未公開の3作品が上映される。

「可愛らしさ」だけではない北欧にふれよう。

「The North side もうひとつの北欧」は、北欧の映画3本を特集上映する企画。
スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンをはじめ、ラッセ・ハルストレム（スウェーデン、『ギルバート・グレイプ』など）、トーマス・アルフレッドソン（スウェーデン、『ぼくのエリ 200歳の少女』など）、アキ・カウリスマキ（フィンランド、『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』『ル・アーヴルの靴みがき』など）といった北欧出身の映画監督の活躍が目覚ましい近年。
今回はそうした北欧作品の中から、日本未公開のものを厳選して上映する。

上映されるのは、1984年に起きた海難事故を描いたヒューマンドラマ『ザ・ディープ』（バルタザール・コルマウクル監督、アイスランド、95分）、一家惨殺事件で生き残った少年から手掛かりを聞き出すべく催眠を行う『ヒプノティストー催眠ー』（ラッセ・ハルストレム監督、スウェーデン、117分）、北欧で人気のスパイアクション「ハミルトン」シリーズの第2弾にあたる『エージェント・ハミルトンベイルート救出作戦』（トビアス・ファルク監督、スウェーデン、90分）の3本。
同企画は「最近は日本でも家具やアパレルブランドの可愛らしさで人気となる一方、『ミレニアム』をはじめとする狂気を含む描写の北欧ミステリも注目され始めています」と呼びかけている。