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神戸・京都でフランス女性監督特集 関連の催しも

神戸アートビレッジセンターと京都みなみ会館で、フランスの女性監督を特集した「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」が実施される。神戸ではパンにまつわるトークイベント・試食会も。


『グッバイ・ファーストラブ』

フランスの女性監督たちのみずみずしい感性を発掘しよう。

「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」は、フランスの女性映画監督3人にスポットライトをあてた特集。フランスの映画界では、ここ10年の間に20人以上の女性監督を輩出しているといい、そうした空気の中から生まれた新たな才能を発掘するため、3作品を選抜して上映する。

『グッバイ・ファーストラブ』(ミア・ハンセン=ラブ監督)は、真夏の南フランスで燃え上がった恋が終わり、別々の人生を進んでいく男女の姿をとらえた作品。『ベルヴィル・トーキョー』(エリーズ・ジラール監督)は、妊娠をシングルで過ごし情緒不安定な妻と、父親になることを受け入れられない夫との擦れ違いを描いている。『スカイラブ』(ジュリー・デルピー監督)は、祖母の誕生日に集まった親戚たちの人生模様を、少女の視点から描いた明るい群像劇。


『ベルヴィル・トーキョー』

『スカイラブ』(c)Paolo Woods

また神戸アートビレッジセンターでは、同特集の上映を記念し、フランス食文化の代表的なものの一つ、パンについてのトークイベントと試食会を開催。「ブーランジェリー レコルト」松尾裕生シェフをゲストに招き、伝統的なフランスのパンについての話や松尾シェフオリジナルのパンの製作秘話などを聞くほか、ブリュターニュ地方の伝統菓子クイニーアマンの試食も行う。
同企画は神戸アートビレッジセンターが「映画をいろんな角度から見てみよう」というテーマで実施している定例イベント「えいがのみかた」の一環として行われる。

「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」は5月18日(土)から6月7日(金)まで神戸アートビレッジセンターと、京都みなみ会館で実施。神戸の「えいがのみかた」は、5月19日(日)に開催される(要予約)。
将来を期待されるフランスの女性監督たちが、身近な題材を独自の感性で切り取った珠玉の作品を、ぜひ堪能したい。

■上映日程
5月18日(土)~6月7日(金)

※神戸での「えいがのみかた」は5月19日(日)14時から。
 予約方法はこちらを参照

■映画館
神戸アートビレッジセンター
(神戸市兵庫区新開地5-3-14、TEL 078-512-5500)

京都みなみ会館
(京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993)

■サイト
「フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ」公式サイト
http://mermaidfilms.co.jp/ffnw/
神戸アートビレッジセンター
http://kavc.or.jp/
京都みなみ会館
http://kyoto-minamikaikan.jp/