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日韓の作り手が対談 中崎町でコリアアニメの催し

韓国のアニメーションを上映する「花開くコリア・アニメーション2013」が、大阪・中崎町のPLANET+1で開催されている。
5月12日(日)には、上映作『アンダーグラウンド』のイ・ギョンファ監督と、大阪を拠点に活動する映像制作・上映グループPEASのメンバーが、アニメ制作についてのトークを行った。


イ・ギョンファ監督(写真左)とPEASのメンバー

12日当日は、PEASのメンバーやPEASの定例上映会に登録しているアニメ作家の作品を一挙公開。あわせて、地下鉄車内での乗客の交流を描いた『アンダーグラウンド』を上映した。
上映後には、『アンダーグラウンド』を手がけたイ・ギョンファ監督と、PEASの植村泰之さんらが登壇。それぞれの作品や普段のアニメ制作の活動について解説した。


会場となった中崎町のPLANET+1

まずイ・ギョンファさんが、アニメーションを作るようになった経緯を語った。子どものころから大好きだったというアニメーションの道に進もうと、大学でアニメーションを専攻。そのあと海外の映画祭を巡るようになったという。いまでは映画祭の運用の仕事にも携わっており、かたわらで自分の作品を制作しつづけている。
PEASは、手がけたそれぞれの作品について説明するとともに、定期的に行っている上映会のシステムについて紹介。PEAS以外にもさまざまなアニメーション作家が参加登録しているといい、大阪だけでなく日本各地、また海外からも作品が寄せられるという。
植村さんは、PEAS結成のきっかけについても言及。もともとはアニメーション作家・相原信洋さんが北海道・函館で行っていたアニメイベントを、引き継ぐ形で結成したという経緯を話した。
途中では、今回のプログラム内で上映したアニメーション作家からのあいさつも行われた。


PEAS以外のアニメ作家からもあいさつが行われた

最後には、イ・ギョンファさんとPEAS側が、それぞれの作品やアニメ制作について会話を交わす流れに。
PEAS側が『アンダーグラウンド』を作ろうと思ったきっかけについて聞くほか、イ・ギョンファさんは「年齢も経験も幅広い作家の作品と触れることができてうれしい。日本の多彩なアニメーションの様子が分かって、すごく勉強になった」とコメント。観客はそれぞれの若手アニメ作家の話に聞き入りながら、日韓の交流を見守った。


意見や感想を交わす日韓の作家

「花開くコリアアニメーション2013」は、5月16日(木)まで大阪・中崎町のPLANET+1(プラネットプラスワン)で開催中。

■サイト
大阪にコリアアニメが大集結 ワークショップも開講【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=5586
「花開くコリアアニメーション2013」公式サイト
http://anikr.com/2013/top.html
PEAS
http://peas-animation.com/