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これが日本の職人魂だ―京都文博で特撮映画特集

大正から昭和にかけて制作された特撮映画などを特集する「特撮魂! 映画職人の夢と汗」が京都文化博物館で実施されている。


『東海道四谷怪談』

職人たちの技術と情熱の結集を、ぜひこの機会に振り返ろう。

京都文化博物館に併設されているフィルムシアターは、2012年7月にリニューアル。同館所蔵の日本映画を定期上映するほか、テーマに沿った特集上映を行っている。
今回は「特撮」をテーマにした企画を開催。セットの仕掛けやフィルムの二重露光からスタートした日本の特殊撮影、トリック撮影の映画ばかりを集め、日本の特撮の歴史を振り返る。

上映される特撮映画は17作品。
『大魔神』(1966年)、『ゴジラ』(1954年)、『渋川伴五郎』(1922年)などの怪獣・怪物・妖怪ものから、『ハワイ・マレー沖海戦』(1942年)、『加藤隼戦闘隊』(1944年)などの戦争もの、『笛吹童子 第一部 どくろの旗』『笛吹童子 第二部 妖術の闘争』『笛吹童子 第三部 満月城の凱歌』(1954年)や『ノンちゃん雲に乗る』(1955年)といったヒーローファンタジーものまで、多彩な作品が集結した。


『加藤隼戦闘隊』

『女と海賊』

『笛吹童子』

それ以外の作品は以下の通り。
『釈迦』(1961年)、『弥次喜多 善光寺詣り』(1921年)、、『狂った一頁』(1926年)、『美女と怪竜』(1955年)、『東海道四谷怪談』(1959年)、『女と海賊』(1959年)『怪談』(1964年)、『太平洋奇跡の作戦 キスカ』(1965年)。

上映は5月1日(水)から6月2日(日)まで、京都文化博物館のフィルムシアターにて。
アイディアが光る往年の特殊撮影の技術の粋を、ぜひ目撃してほしい。

■上映日程
5月1日(水)~6月2日(日)
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■料金
一般500円、大学生400円、高校生以下無料

■場所
京都府京都文化博物館 3Fフィルムシアター
(京都市中京区三条高倉通三条上ル、TEL 075-222-0888)

■サイト
京都府京都文化博物館
http://www.bunpaku.or.jp/
フィルムシアター情報ページ
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html