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大阪発の新鋭が東京上陸 CO2助成作品が上映

CO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)の第8回作品3本が、東京のオーディトリウム渋谷で一挙上映される。

大阪から発信された期待の新鋭の作品が、東京に上陸する。

シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)は、2004年からスタートした大阪市の映画助成事業。映画作品の企画を募集し、選抜された監督の制作資金を助成。上映・審査まで行うというもので、『舟を編む』の石井裕也監督をはじめ横浜聡子、今泉かおり、三宅唱ら若手の監督を多数輩出してきた。
今回は、その第8回、2011年春から2012年にかけて制作された3作品が、東京で上映される。当時の審査員を務めたのは、映画監督の黒沢清さん、山下敦弘さん、映画研究家のアレックス・ツァールテンさんら。

安川有果監督の『Dressing UP』(2012年、70分)は、父親と二人暮らしの中学一年生・育美が、「将来の夢」について悩みながら、死んだ母親の過去について知る物語。


『Dressing UP』

梅澤和寛監督の『治療休暇』 (2012年、85分)  は、自動車整備会社で働く男性・西村が主人公。長期の休暇で「2週間ダイエット講座」に挑むものの、無意識に面倒なことから逃げ出してしまう西村は…というストーリー。


『治療休暇』

常本琢招監督の『蒼白者 A Pale Woman』 (2012年、98分)は、忍成修吾とキム・コッビが主演。「絶対の愛」を貫く韓国人女性とそこに襲いかかる試練を描いたメロ・ノワールに仕上がっている。


『蒼白者 A Pale Woman』

5月11日(土)から17日(金)まで東京のオーディトリウム渋谷で、一週間のレイトショー上映。上映時には出演者や監督のほか、沖島勲さん、山下敦弘さんら映画監督、ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹さんらゲストが登壇し、トークを行う予定。

大阪の映画事業から生まれた新たな才能が、東京でどう花開くのか。
今後の飛躍に期待したい。

■予告編

■上映日程
5月11日(土)~17日(金)

■料金
一般1,500円、学生1,300円、シニア1,200円

■映画館
オーディトリウム渋谷 
(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F、TEL 03-6809-0538)

■サイト
「CO2東京上映展2013」公式サイト
http://co2tokyo2013.jimdo.com/
オーディトリウム渋谷
http://a-shibuya.jp/
期待のインディーズ作品ずらり CO2助成作一挙上映【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=4768