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大音量の映画体験、再び関西へ GWに爆音映画祭

音楽ライブ用の音響セットを使用し大音量で映画を鑑賞する「爆音映画祭」が、昨年に引き続き今年も関西へ。ゴールディンウィークに、神戸アートビレッジセンターと同志社大学で開催される。

普段と違う映画体験が、今年も関西にやってくる。

「爆音映画祭」は、2004年に「爆音上映イヴェント」としてスタートした上映イベント。2008年より映画祭という呼称で、東京・吉祥寺のバウスシアターをはじめいろんな会場で実施され、人気を博している。
基本は音楽ライブ用の音響セッティングだが、ただ音を大きくするだけでなく、その映画にとって最適な音とは何か、それぞれの映画における音の核心はどこにあるのかを追求しているという。
関西では昨年に初開催で今年で2回目となる。会場は前回に引き続き神戸アートビレッジセンターと同志社大学寒梅館。

上映作品は、話題作から巨匠の名作、なかなか上映されない幻の作品まで多彩にラインナップ。
神戸会場で上映されるのは『We Can’t Go Home Again』(1973-2011年、93分)、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994年、119分)、『悪魔のいけにえ2』(1986年、95分)、『ディア・ハンター』(1978 年、183分)、 『フラッシュバック・メモリーズ3D』(2012年、72分※2Dでの上映)、『シガー・ロス 世にも奇妙な映像実験』(2012年、120分)、 『SUPER8/スーパーエイト』(2011年、111分)、『ムーンライズ・キングダム』(2012年、94分)、『汚れた血』(1986年、125分)、『湖畔の2年間』(2011年、86分)とブルース・ビックフォード作品集(2012年、14分)。


『ムーンライズ・キングダム』(c) 2012 MOONRISE LLC. All Rights Reserved.

京都では『あやつり糸の世界』(1973年、第1部105分・第2部107分)、『ゴダールのリア王』(1987年、91分)が上映されるほか、音楽評論家・湯浅学さんのレコード・コレクションを爆音で聴きながらのトークイベントも開催。湯浅さんとともに爆音映画祭プロデューサーの樋口泰人さん、小説家いしいしんじさんが登場する。

映画を大音量で味わうことのできる、人気企画。
昨年行ってはまった人も、まだ体験していない人も、ぜひこの機会に。

■開催日程
5月3日(金)~10日(金)
※神戸は5月3日(金)~6日(月・祝)、京都は5月7日(火)、9日(木)、10日(金)

■開催会場
・神戸アートビレッジセンター
(神戸市兵庫区新開地5-3-14、TEL 078-512-5500)

・同志社大学寒梅館
(京都市上京区烏丸通上立売下ル御所八幡町103、TEL075-251-3270)

■サイト
「爆音映画祭2013 in 関西」公式サイト
http://www.bakuon-bb.net/go-west2013/
「爆音映画祭」公式サイト
http://www.bakuon-bb.net/
神戸アートビレッジセンター
http://kavc.or.jp/