塚口サンサン劇場の改革10年を記した人気連載! 書籍も発売中!

連載コーナーはこちら

映画にもっと近づく方法(シネ・ピピア)

シネ・ピピアからの寄稿です)

森田うらら

シネコンで話題作の初日に超有名な俳優を招いて景気づけをしている場面をよく見ますが、シネ・ピピアでも舞台挨拶やトークショーを企画しています。

当館の舞台挨拶はとにかくお客さまとゲストの距離が近い!というのが売りです。派手な演出はありませんが、何せ50席という場内ですので、舞台に上がらずにお話しされる監督さんもおられますし、気軽に手を挙げて質疑応答もしていただけます。先日は『おだやかな日常』の杉野希妃さんの舞台挨拶がありました。なんと、3.11の日に広島から福島へ行く途中、宝塚に寄ってくださったのでした。

トークショーや講演会は年に数回行っています。昨年は『鬼に訊け』の山崎祐次監督、【生誕百年木下恵介監督特集】では佐々木徹追手門学院大学名誉教授、『かぞくのくに』のヤン・ヨンヒ監督、『北のカナリアたち』の阪本順治監督の4本を企画しました。映画が作り手から観客への一方通行で終わるのではなく、互いに意見を交わし共有するひと時をプロデュースできるのは映画館としても嬉しいことです。

4月には、『リトル・マエストラ』主演の有村架純さんの舞台挨拶と『さよならドビュッシー』の利重剛監督のトークショーを予定しています。
有村架純さんは宝塚の隣街・兵庫県伊丹市出身! まさに<地(・)元(・)出身>の有村架純さんの凱旋を私たちも楽しみにしています。利重監督は、「舞台挨拶でもトークでも行くから、言ってね」的な、極めてフレンドリーなノリでうちの支配人にメールをくださり、講演会が実現しました。こちらはたっぷり1時間の時間をとってお話いただく予定です。


(c)2012「リトル・マエストラ」製作委員会

宝塚・売布という郊外の小さな街にあるシネ・ピピアに、これまで来て下さったゲストの皆さんは、「宝塚は良いところですね~」と屋上ガーデンからの眺めと、バグダッドカフェの特製カレーを楽しんでいって下さっています。
そしてお迎えする私たちは、いつもそのオーラやエネルギーをたくさんいただいて、次なるパワーに代えています。感謝、感謝です。
もちろん、お客さまにもきっとこの貴重なひとときを楽しんでいただけるはず!ぜひ、舞台挨拶やトークショーの情報をチェックして、宝塚に遊びにいらしてください。

『リトル・マエストラ』
有村架純舞台挨拶
4/6土12:00の回の上映後/14:40の回の上映前
※同日、シネ・ヌーヴォ、布施ラインシネマでも舞台挨拶あり

『さよならドビュッシー』
利重剛監督トークショー
4/13土13:30~

各日とも予約受付中。詳しくはシネ・ピピアまで