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話題の3Dドキュメンタリー 松江監督とGOMAさん登壇

1月20日(日)、現在上映中の3Dドキュメンタリー映画『フラッシュバックメモリーズ3D』の舞台あいさつが梅田ブルク7で行われ、監督の松江哲明さんと同作の被写体であるGOMAさんが登壇した。


プロデューサー森岡さん(写真左)、松江監督(中央)、GOMAさんが登場。

『フラッシュバックメモリーズ3D』は、事故で高次脳機能障害を負ったディジュリドゥ奏者・GOMAさんの、過去と未来をつなぐ3Dドキュメンタリー映画。ドキュメンタリーなのに3Dという、常識を覆す企画が公開前から話題を呼んでいた。GOMAさんのライブと過去のフラッシュバックする記憶を立体的に重ね合わせることで、臨場感を大いに演出。多くの観客から拍手で迎えられるほどの人気作となった。
監督は、松江哲明さん。『あんにょん由美香』『童貞。をプロデュース』など過去にも多くの話題を集めたドキュメンタリー映画を制作している。

今回は、1月19日(土)からはじまった関西2館での公開に合わせて、松江監督と、同作の主人公とも言うべきGOMAさん、同作のプロデューサー森岡重光さんが登場。満員の観客に拍手で迎えられた。「今回は特別に、撮影許可をいただきました」と紹介され、多くの観客は手持ちのスマートフォンなどで撮影する一幕もあった。


壇上をスマートフォンで撮影する観客ら

GOMAさんの出身である関西での上映とあって、最初から感無量な表情を見せる松江監督とGOMAさん。「関西にこの映画を持ってくるのは、企画当初からの念願でした。GOMAさんのために、ここで上映したかった」と監督が話すと、「ようやくこうして皆さんに観ていただくことができた。こんなにもたくさんの人に集まっていただき、本当にありがたいです」と満員の会場に語りかけた。
自身の脳障害については、「いままでずっと、自分の記憶を思い出したり、人に語るために整理する作業をしたりしてきました。そのためなかなか、全てのエネルギーを前に進むために使うことができませんでした。これでようやく、第2の人生を前向きに進むことができる。感謝してます」と話した。


「これでまた、新たな第2の人生を始めることができます」と話すGOMAさん

翌日1月21日(月)がGOMAさんの誕生日ということで、最後にはサプライズで花束贈呈も行われた。何も聞かされていなかったというGOMAさんは、「ほんとビックリです。みなさんありがとう」とあいさつし、観客からは大きな拍手とハッピーバースデーの歌が贈られた。


花束を嬉しそうに掲げるGOMAさん

『フラッシュバックメモリーズ3D』は、梅田ブルク7とTジョイ京都で上映中。2月1日(金)まで。

■サイト
『フラッシュバックメモリーズ3D』公式サイト
http://flashbackmemories.jp/
3Dで過去と未来つなぐ 『フラッシュバックメモリーズ3D』 【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=3982
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