映画館でライブ&映像鑑賞 七藝に空中ループ登場

京都のギターポップバンド「空中ループ」が、1月13日(日)に大阪・十三の第七藝術劇場で、映像作品の上映やトークイベント、スペシャルライブを行った。


映画館でライブを行う「空中ループ」メンバーら

「空中ループ」は2005年結成の、京都を拠点とするギターポップバンド。CDがタワーレコードのインディーズチャート1位を獲得するなど、インディーズ音楽の世界で活躍を続けている。
今回はライブハウスを飛び出し、普段はミニシアターとして興行する第七藝術劇場でスペシャルイベントを行った。

まず最初にFM802でDJをつとめる野村雅夫さんが登壇。「普通のライブは座席がありませんが、今回はしっかりした椅子に座って楽しんでほしい」と呼びかけ。「映画館でライブをやるなんて、なかなかない機会だと思いますよ」と話し、会場を盛り上げた。
そして、昨年10月に映像製作会社シネマズギックスと提携して制作した24分19秒の映像作品『その光-for a long time-』を上映。
上映後はバンドメンバーと同作監督の馬杉雅喜さんが登壇し、この映像作品についての裏話が披露された。


作品上映後に登場した監督やバンドメンバーたち

ミュージックビデオでなく映画でもなく、「ミュージックシネマ」と呼んでいるという同作。まずこのとても長い演奏時間の曲が生まれた経緯について、空中ループのメンバーがトークを行った。
最初作った時は7分30秒ぐらいの曲だったという「その光-for a long time-」。そこから3倍以上の長さにしようとしたきっかけについて、空中ループの松井省悟さんは「ライブで5曲・6曲を演奏することが多いけど、一度『全部で1つの流れにする』ことを考えた。だったら、1つの曲にしてしまえばいいんじゃないかと思った」と話した。映像も付けようとした理由は「この長さだったら映画が作れるんじゃないかと考えた」からだという。


FM802のDJ野村雅夫さん(左)と馬杉雅喜監督(中央)、空中ループの松井省悟さん

ミュージックビデオを多く手がけてきた馬杉監督は、こういう依頼は初めてだったので少し悩んだという。ただ、「ミュージックシネマを作る」という話を聞く前に音楽を聴いたとき、「頭の中に映画が浮かんだ」と話す。松井さんは「空中ループとして出したい表現は、音楽だけじゃなくてもいいんじゃないかと思いました。曲以外のアウトプットをバンドが手がける、っていうのがすごく面白いんじゃないかな」と思いを話した。
途中、「誰が『ミュージックシネマ』と言い出したのか」の功績を競う場面もあり、観客の笑いを誘った。


満席になり立ち見も出た会場。

トーク終了後は、スペシャルライブがスタート。映画館の壇上で演奏するという特別な催しとなった。
途中からは「Spring Strings Quartet」も参加し、多彩な音色を披露。MCありアンコールあり、合計約1時間のライブ演奏を、多くの観客たちが堪能した。


映画館で行われる演奏に、多くの観客が聞きほれた。

■サイト
七藝でライブ&上映イベント 空中ループがツアー千秋楽【キネプレニュース】
http://www.cinepre.biz/?p=3590
第七藝術劇場
http://www.nanagei.com/
「空中ループ」公式サイト
http://www.kuuchuuloop.net/