新世界が舞台の群像劇　リム・カーワイ監督作が再上映

大阪を舞台にしたリム・カーワイ監督作『新世界の夜明け』が、九条のシネ・ヌーヴォでクリスマス特別上映される。12月22日（土）～28日(金)。

『新世界の夜明け』

大阪の新世界を舞台にしたリム・カーワイ監督の人気作が、クリスマスに合わせてアンコール上映される。

リム・カーワイ監督は、マレーシア出身。大阪や北京など、都市を行き来しながら映画を制作している。2010年に香港で制作した『マジック・アンド・ロス』が釜山国際映画祭や大阪アジアン映画祭、東京国際映画祭などに正式招待され、インディーズ映画界で注目を集めた。この『新世界の夜明け』は、大阪のインディーズコンペティション「シネアスト・オーガニゼーション大阪」（CO2）に助成を受けて制作。

舞台は、大阪の新世界。北京の若い女性・ココが、“最高のクリスマス”を過ごそうと大阪にやってくる。そしてたどり着いた新世界で、今まで描いていた日本のイメージとまったく違う世界に遭遇し、また違う「中国」の姿にも出会ってしまう。その中で彼女が過ごすクリスマスとは・・・というストーリー。

日本人と中国人がそれぞれ多く出演していることから、日本語と中国語が入り混じる無国籍な群像劇が、本作の見どころの一つ。今回は本作がクリスマスをモチーフにしていることもあり、クリスマスでのアンコール上映が決定した。
話題の新鋭監督が、大阪の新世界を舞台に描き出した人情劇を、ぜひスクリーンで。

大阪・九条のシネ・ヌーヴォで上映。12月22日（土）から28日(金)まで。

■予告編