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「花房観音の御開帳シネマ」開幕 平野勝之監督と対談

十三のシアターセブンで、花房観音さんが“人生を変えた映像作品”を紹介する「花房観音の御開帳シネマ」が、11月11日(日)にスタートした。


登壇した平野勝之(写真左)と花房観音さん

花房観音さんは『花祀り』(無双舎)で第一回団鬼六賞大賞を受賞した京都市在住の作家。今回からシアターセブンで、「花房観音の御開帳シネマ」をスタートさせた。
第1弾として紹介されたのは、平野勝之監督の『わくわく不倫講座 楽しい不倫のススメ』。平野監督が、自らの新婚生活と同時進行ではじめた不倫を描こうとしたところからスタートする作品で、上映後は花房さんと平野監督のトークも行われた。

会場となったシアターセブンのBOX1には、約40人が来場。うち女性客は4割弱。18歳未満は来場禁止という“過激な作品”とトークは、多くの男女の興味をひいたようだ。


多くの観客が訪れた会場

トークショーでは、拍手で歓迎され登場した花房さんと平野さんが、まず同作品についての感想などを披露。平野監督が、自身のモットーだという「観客の期待を裏切ること」について解説するほか、同作の制作裏話などこの場でしか聞けない話が多く語られた。
ほかにも、長年知り合いだという2人が息のあったトークを展開。2人の恋愛観、女性観から、平野監督の話題作『監督失格』(2011年、庵野秀明プロデュース)についての話など、さまざまな話題に触れる濃密な30分となった。


さまざまな話題に花を咲かせる2人

途中、「AV監督を目指している」という観客の質問に平野監督が「AVの技術はあなどれないですよ、みなさん」と語ったり、「リアルとは説得力があることだと思う」と話すなど自身の映画論について言及する一幕も。

「花房観音の御開帳シネマ」は、今後もシアターセブンで展開していく予定。花房さんが選ぶ映像作品とトークに、これからも目が離せなくなりそうだ。

■サイト
花房観音の御開帳シネマ
http://www.theater-seven.com/2012/b1_121111.html
十三で団鬼六賞作家が18禁トーク 不倫映画で語る人生【キネプレ記事】
http://www.cinepre.biz/?p=2781