カンヌで日本映画初の脚本賞　村上春樹原作、濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』が8月公開へ

村上春樹の作品を原作にした、濱口竜介監督による映画『ドライブ・マイ・カー』が8月20日（金）より大阪ステーションシティシネマなどで公開される。

(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

映画『ドライブ・マイ・カー』（2021年、179分）は、ベストセラー作家・村上春樹による短編小説集「女のいない男たち」に収められた同名作を映画化したもの。
妻を失った男の喪失と希望を綴っている物語で、この小説に、『寝ても覚めても』などを手掛けた映画監督の濱口竜介さんがほれこみ、映画化を熱望して制作された。
完成した同作は、今年2021年のカンヌ国際映画祭で、日本映画としては史上初となる脚本賞を受賞したほか、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の独立賞も受賞。４冠獲得という快挙を成し遂げた。

(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

脚本は濱口竜介さんと大江崇允さんの共同脚本。
出演は西島秀俊さん、三浦透子さん、霧島れいかさん、岡田将生さん。

(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

西島秀俊さん演じる、舞台俳優・演出家の家福悠介は、妻の突然の死に向き合えないまま喪失感を抱えていた。車で広島へ向かうことになったが、そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、葛藤しながら再生へ向かおうとする……という物語。

(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

映画『ドライブ・マイ・カー』は、8月20日（金）より大阪ステーションシティシネマほか全国で公開予定。