アルフォンスが塚口に立つ！―映画『パトレイバー』1・2の「特殊音響上映」決定に喜びの声多数

兵庫県の塚口サンサン劇場で7月30日から『機動警察パトレイバー the Movie』が、8月6日から『機動警察パトレイバー2 the Movie』がそれぞれ2週間上映されることが発表され、喜びの声が多数上がった。ともに「特殊音響上映」。

「機動警察パトレイバー」は1988年のオリジナルビデオアニメーション（OVA）からスタートした、人気アニメシリーズ。「レイバー」と呼ばれる人型機械が浸透した現代を舞台に、レイバー犯罪とそれに立ち向かう警視庁特車二課パトロール・レイバー中隊、通称「パトレイバー」の活躍を描く。

ロボットアニメと、現実的要素や社会批判・風刺を融合したのが特徴で、「踊る大捜査線」などにも大きな影響を与えたと言われている。
1作目では、東京湾岸部での大規模開発「バビロン・プロジェクト」が進行する中、何者かが仕組んだコンピュータウィルスによるレイバー暴走事件に挑む特車二課の活躍を描く。
2作目は、横浜ベイブリッジの爆破事件を皮切りに、自衛隊と警察の対立が深刻化し、東京が事実上の戦争状態におかれる中、それを仕組んだテロリストを追う物語。
2020年には、シリーズ誕生30周年を記念して、リバイバル上映が多数実施。1作目、2作目とも4DXでの上映も試みられ、大きな人気を博していた。

『機動警察パトレイバー the Movie』
(C)1989 HEADGEAR／BANDAI VISUAL／TOHOKUSHINSHA

今回上映が決定した塚口サンサン劇場では、近年重低音ウーハー機器を導入したり、スピーカーを増設したりするなど、音響設備にこだわってきた映画館として人気を博している。以前より、「パトレイバーを上映してほしい」という声が多く寄せられており、同劇場ファンが長らく待ち望んでいた。それがとうとう実現した形だ。
そのため7月頭に発表された際には大きな反響に。「待ってた甲斐があった」「うれしすぎる」「みんなで箱舟をブチ壊そう」「1はもちろんだけど、2も特殊音響で観るのが楽しみ」「だから！遅すぎたと言っているんだ！うれしいけど」などの声が上がっていた。

『機動警察パトレイバー2 the Movie』
(C)1993 HEADGEAR／BANDAI VISUAL／TOHOKUSHINSHA／Production I.G

『機動警察パトレイバー the Movie』は7月30日（金）から8月12日（木）の2週間、『機動警察パトレイバー2 the Movie』は8月6日（金）から19日（木）の2週間、それぞれ上映予定。
ちなみに今回は、劇中の「特殊車両二課」になぞらえ、「特殊音響三三課」による「特殊音響上映」を実施する。（なお、4DXでの上映は無い）