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2018年04月18日(水)
「三代目は、めがね」第1回 自己紹介、のようなもの(横田陽子)


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皆様、はじめまして。シネマート心斎橋という映画館の支配人の者です。初回なので自己紹介代わりに昨年の夏に開催されたキネプレさん主催のトークイベント「映画館女子ガールズトーク」で私が話した中で一番ウケた(と後からお客様に言われた)エピソードを書こうと思います。でも、その時は酔っぱらっていて、何を喋ったかほとんど記憶にないのですが…。

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私が現在働いている映画館「シネマート心斎橋」にオープニングスタッフとして採用されたのは2006年のことです。当時、病院で医療事務の仕事をしていた私は、うっすらと退屈な日々を送っていました。映画は幼い頃から好きで、大学生の時は神戸の映画館でもぎりのアルバイトをしていたのですが、社会人になってからは映画とは関係ない職を転々とし、映画はもっぱら見るだけとなっていました。
12年前のその日も梅田のミニシアターで仕事帰りに映画を見た後、チラシを物色していると、ひらひら~っと一枚の紙が私の足元に舞い落ちて来るではありませんか。吸い寄せられるように手に取ってみたところ、「シネマート心斎橋オープニングスタッフ募集」の文字が…。これは運命に違いない!映画館が再び私を呼んでいるのだ!私は内容をよく読みもせず、早速一番下に書かれていた電話番号にかけてみました。すると、採用担当の男性が電話に出て「まず、期限が過ぎてますよね?」と言うではありませんか。実は募集の期限が過ぎているのは何となく目の端では見えていました。その男性は続けざまに「年齢も過ぎてますよね」と。そうなんです。もちろんアルバイトでの募集だったので、年齢制限30歳位迄となっていたのは見て見ぬふりしていました。「こりゃダメだな…」と思いかけた瞬間、その採用担当の男性が「僕、あなたとは何かしらご縁を感じる!明日、履歴書を持って面接に来て下さい!」と言うではありませんか。驚きと喜びと若干のスピリチュアル?を感じながら面接に行くと、この「縁」には裏があったのです。「実は既に決まっているアルバイトの子たちが皆20代前半で学生みたいに見えるので、社員に見えるくらい歳いった人がひとり必要やってん」ん?歳いった人?あれ?「縁」はどこへ…と思っているうちに「はい!採用!」と、その男性は笑顔で宣言。この採用担当の男性こそ、現在も私の上司でシネマート新宿・心斎橋両館の番組編成担当N氏です。このようにして、ちょっとしたご縁詐欺で始まったとはいえ、今もこうしてシネマート心斎橋で働いて、知らぬうちに支配人(仮)になってしまったということは、まあなにかしら本当に「縁」があったということですね。きっと。
インドアで映画ばっかり見ている退屈な私の人生の中で、唯一の映画っぽい?ドラマチックな出来事を経て、早くも12年。今日も映画館の暗がりの中で働く私の日常を、少しでも皆様にお届けできれば…と考えています。誰が興味あんねん…という声が聞こえる気がする…。

執筆:横田陽子
学生時代に神戸の映画館でアルバイト。卒業後は映画と関係の無い仕事を転々とし、
2006年シネマート心斎橋にオープニングスタッフのアルバイトとして入社。
2013年12月より上映予定表の裏に現「ヨーコのこべや」連載。
2015年よりシネ・ヌーヴォ支配人とミニシアター入門編トークイベント「ヨーコ&ノリコのおしゃべりミニシアター」不定期開催。
2016年11月から支配人業務に従事。


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