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3月末閉館の京都みなみ会館が「さよなら興行」 6日間で怒涛の一挙上映

3月末にいったんの閉館となった京都みなみ会館が「さよなら興行」を3月26日(月)から31日(土)まで開催。1作品1,000円。6日間で38作品を上映。その直前は「さよなら爆音上映 3DAYS」も。

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京都みなみ会館は、京都市南区にあるミニシアター系映画館。1963年12月に創業され、1988年にはリニューアルオープンした。154席の大型シアターを擁し、多様な映画作品を上映。ゴジラなどの怪獣・特撮映画の特集や、定期的に催されるオールナイトイベントなどで親しまれていた。
2016年には、デヴィッド・ボウイの初主演作品『地球に落ちてきた男』の上映権を獲得するなど、映画館の枠を飛び出した活動も精力的に行ってきた。

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多くのファンに親しまれた同館だったが、昨年12月に、2018年3月中の閉館を発表。惜しむ声が上がっていた。閉館の理由は、施設の老朽化によるもので、補修工事では対応出来ない箇所も出ていたからだという。現在は移転候補地の選定中だ。

このいったんの閉館に合わせて、京都みなみ会館では2018年初頭から様々な特集企画を実施。そのフィナーレを飾るイベントとして3月26日(月)から3月31日(土)まで、「京都みなみ会館 さよなら興行」を行う。

6日間で上映されるのは、38作品の多彩なラインナップ。
3月26日(月)は『虹をつかむ男』『悲情城市』『月曜日のユカ』『アカルイミライ』『私立探偵 濱マイク #6 名前のない森』『密使と番人』『ムーンライト下落合』。

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『悲情城市』(c)ぴあ株式会社

3月27日(火)は『田園に死す』『鮫肌男と桃尻女』『青い春』『ピンポン』『アイデン&ティティ』『マインド・ゲーム』。

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『ピンポン』© 2002「ピンポン」製作委員会

3月28日(水)は『死刑台のエレベーター』『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人たち』『Mommy/マミー』『シング・ストリート 未来へのうた』『ジョゼと虎と魚たち』。

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『シェルブールの雨傘』© Ciné – Tamaris

3月29日(木)は『月夜釜合戦』『恋人たちは濡れた』『太陽を盗んだ男』『黒蜥蜴』『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 江戸川乱歩全集』『鉄男 TETSUO』『狂い咲きサンダーロード』。

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『狂い咲きサンダーロード』(C)ISHII SOGO ALL RIGHTS RESERVED

3月30日(金)は『台風クラブ』『ニーチェの馬』『ぼくの伯父さん』『コーヒー&シガレッツ』『トレインスポッティング』『ストップ・メイキング・センス』。

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『コーヒー&シガレッツ』©Smokescreen Inc. 2003 All Rights Reserved

最終日3月31日(土)は、『大人は判ってくれない』『勝手にしやがれ』『ヤンヤン 夏の想い出』『それぞれのシネマ』『楽日』そして最後はシークレット作品の覆面上映となる

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『勝手にしやがれ』©StudioCanal

「京都みなみ会館 さよなら興行」は、3月26日(月)から3月31日(土)まで開催。料金は当日・前売りとも1,000円均一。

なお同館では、3月23日(金)~25日(日)にかけて、「さよなら爆音上映 3DAYS produced by boid」企画も実施。『地球に落ちて来た男 』『ネバーエンディング・ストーリー』『愛のむきだし』『ベイビー・ドライバー』などを、爆音映画祭を手掛けるboidのプロデュースで、大爆音上映を行う。

詳細情報
■開催日程
3月26日(月)~3月31日(土)

■料金
・当日1,000円均一(整理番号付き)
 ※当日オープン時より劇場窓口にて販売

・前売1,000円均一(各回限定枚数、整理番号付き)
 ※劇場窓口・Peatixにて発売中

■映画館
京都みなみ会館
京都市南区西九条東比永城町79、TEL 075-661-3993

■サイト
京都みなみ会館 さよなら興行
京都みなみ会館