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時代劇の名作に「語り」と「生演奏」で臨場感 大阪・十三で人気活弁ライブ第6弾

坂本頼光さんによる人気活弁ライブシリーズ「活動弁士 坂本頼光 in 十三」の第6弾が11月22日(水)、大阪・十三のシアターセブンで開催へ。時代劇の名作『雄呂血』を坂本さんの解説と鳥飼りょうさんのピアノ生演奏付きで上映。

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活動弁士とは、無声映画の上映に合わせてセリフや内容を語りで表現する解説者のこと。
坂本さんはこれまで日本や海外の古典作品を中心に、シアターセブンで5回に渡り解説付き上映を行ってきた。

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過去の開催の様子

第6回目となる今回の上映作品は、時代劇スターのひとり阪東妻三郎、通称・阪妻の代表作であり、彼が設立した阪東妻三郎プロダクションの記念すべき第1作としても知られる『雄呂血』。
強い正義感を持ったひとりの善良高潔な若侍が善意の行動を誤認され流浪の侍となるが、そのあまりの純粋さ故に世の矛盾や偏見に押し流され悲劇の運命を辿る物語である。
坂本さんの活弁ライブにおいても時代劇は人気のジャンルだという。
同館担当者は、「時代劇映画の見せ場のひとつといえば殺陣のシーン。『雄呂血』でも阪妻がクライマックスで魅せるスピード感と緊張感溢れる大立ち回りは必見」と呼びかける。

雄呂血0002

さらに今回はもう1本、赤穂義士銘々伝で有名な安兵衛高田馬場の仇討を描いた『喧嘩安兵衛』も上映される。
こちらの作品も主演は阪東妻三郎。「大立ち回りのシーンも有名だが、悲哀に満ちた主人公を演じた『雄呂血』とは対象的な陽の魅力に溢れた阪妻のキャラクターにも注目」だという。

喧嘩安兵衛

担当者は、「時代劇ファン、映画ファンはもちろん、無声映画は敷居が高いと感じている人にこそ、坂本さんの臨場感溢れる語りと、鳥飼りょうさんによるピアノ演奏によってスクリーンに蘇る時代劇の名作を楽しんでいただきたいです」と語る。
当日は、解説に加えて、無声映画伴奏者・鳥飼りょうさんのピアノ演奏も重ね、臨場感を盛り上げる。

「活動弁士 坂本頼光 in 十三 vol.6」は11月22日(水)19:30開演。上映作品は『雄呂血』『喧嘩安兵衛』。料金は当日3,000円で前売り予約も実施。詳細はシアターセブンホームページで。

詳細情報
■開催日程
11月22日(水)
 19時開場、19時30分開演
 21時終了予定

■料金
前売2,500円、当日3,000円

■映画館
シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F、TEL 06-4862-7733

■サイト

活動弁士 坂本頼光 in 十三 Vol.6

シアターセブン