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有村架純さん、地元関西で関西弁を披露 大阪で『ナラタージュ』舞台挨拶

公開中の映画『ナラタージュ』の大ヒット御礼舞台挨拶が、10月8日(日)TOHOシネマズ梅田にて開催。有村架純さん、坂口健太郎さん、行定勲監督が登壇し、集まった大阪のファンの前で関西弁を交えながら作品をPRした。

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映画『ナラタージュ』は、2006年版「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた恋愛小説を『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督が映画化した作品。松本潤さん、有村架純さんが共演している。
有村さんはヒロイン・工藤泉役を演じ、坂口さんは泉に恋をする小野怜二役を演じている。

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舞台挨拶に登壇した有村架純さん、坂口健太郎さん、行定勲監督

鑑賞後の観客から歓声を受けて登場した3人。
有村さんは「今日は地元関西で舞台挨拶ができて嬉しい」と喜びをアピール。
坂口さんは「おおきに!あたたかい声援をいただいてホンマ嬉しいなぁ」と関西弁を交えた挨拶で、関西の女性ファンの心を掴んだ。
行定監督は「素晴らしい俳優さんたちの演技があって成り立った映画です」と自信作をアピールした。

決して許されない恋に落ちるヒロイン・泉を演じた有村さんは「しんどくて苦しかったですね。撮影中は毎日一生懸命で、記憶があんまりなかった」と撮影当時を振り返る。
泉への嫉妬心で束縛男へと変貌する小野の行動について、MCから「あれはアカン!」と言われた坂口さん。小声で「すみません!」と謝り続け観客から笑いが起こった。有村さんからも「(小野くんは)危険じゃない?」と言われる中、坂口さんは「僕は小野くんの気持ちがわかる。泉を一生懸命愛していたから、普通の人がストップをかけちゃう感情よりもう一段階出ちゃう男の子。台本を繰り返し読むと、救いたくなる印象でした」と役を解説した。

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ヒロイン・工藤泉役を演じた有村架純さん

行定監督は2人についてコメント。坂口さんについて「のびのびと演じる人。ポテンシャルの高さを感じる」と評価。有村さんについては「信頼度の高い芝居ができる。清純派と言われているけれど、この役で清純派を崩したいと思った」と語った。
また、監督が撮影中、有村さんに「ブサイク」と発言したエピソードも紹介し、観客から驚きの声が。この件について行定監督は「イラッとさせるような蔑んだ目をするんです。愛が深いゆえに苛立ちを隠せない顔、っていうのが芝居で自然に出てて。そのときの顔がもう本当にブサイクで、すごい嬉しかった(笑)」とユーモアたっぷりに有村さんの演技を褒め称えた。

坂口さんについて行定監督は「スタイルがすごくいいけど、体が曲がってるんですよね(笑)頭もちょっと曲がってて、ヘルメットが入らなかった」と撮影の裏話を明かすと観客は爆笑。それを受け坂口さんは「額も出てるし、猫背で肩甲骨も出てるんです。撮影が始まった頃、監督から『坂口くん、いいねー!歪んでるねー!』って言われて(笑)歪みを褒められることがないので、新鮮で嬉しかったです」と笑顔で返答。
行定監督は「撮影していて楽しかった。2人とも将来が楽しみです」とエールを贈った。

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坂口健太郎さんは泉に恋する小野怜二役を熱演

地元関西での舞台挨拶について有村さんは「ホームって感じがします」とコメント。続けて「関西弁で喋ろうと思ったら、いくらでも喋れるんですけど」と突然関西弁を披露すると、その切り替えの早さに坂口さんも「すごいね!」と驚き、観客からも大きな拍手が。
「なんか、周りの方が関西弁じゃないと出ないんですよね」との有村さんに坂口さんは「せやな」と相槌。有村さんはにっこりしながら「東京でお仕事してると標準語になるから、東京に染まったのかなって、ちょっと寂しくなっちゃう」と地元関西への思いを馳せた。

最後に有村さんは「今後この映画が広まり、たくさんの人に届くよう祈っています」と挨拶。
坂口さんは「愛のきれいな部分はもちろん、苦しみや悲しみの根底にある黒いところまで正直に描いた作品」と本作の見どころを語った。
行定監督は「この作品は10年以上かけて企画した作品。主演の松本潤君をはじめ、架純ちゃん、坂口くん、この3人が揃わなかったらこういう映画にはならなかったはず。10年かけて良かったなと思える作品になりました」と胸を張って作品をアピールした。

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映画『ナラタージュ』はTOHOシネマズ梅田など全国公開中。

映画『ナラタージュ』予告編

詳細情報
■サイト
映画『ナラタージュ』公式サイト