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ゾンビ映画の原点を「最恐特別音響上映」で堪能 塚口サンサン劇場でロメロ監督追悼上映

2017年7月に死去したジョージ・A・ロメロ監督を悼み、尼崎の塚口サンサン劇場が映画『ゾンビ』の「最恐特別音響上映」を8月5日(土)より実施する。特別に3パターンを日替わり上映。

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(C)1978 THE MKR GROUP INC. All Rights Reserved.

ジョージ・A・ロメロは、カルト映画の鬼才として知られる映画監督。2017年7月16日に77歳で死去した。代表作『ゾンビ』など、ゾンビもの映画を多数したことでも知られている。
『ゾンビ』は、惑星から降り注いだ光線で地球上の死者が復活して生者を襲う映画。テレビ局員のフランと恋人のスティーブン、SWAT隊員のロジャーとピーターが郊外のショッピング・センターに避難するが、やがてそこにも死者の群れが侵入し……というストーリー。

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(C)1978 THE MKR GROUP INC. All Rights Reserved.

近年は『バイオハザード』などを皮切りにゾンビ映画が多数作られ、一大ジャンルを形成しているが、このロメロ監督の『ゾンビ』はその原点を作り出したともいわれており、今なお多くのファンがいる。
今回は、ロメロ監督の逝去を受けて、追悼上映を企画。塚口サンサン劇場が独自に導入した「重低音ウーハー」を活用した、「最恐」特別音響上映を実施する。

もともと『ゾンビ』の特別上映をずっとしたいと考えていたという同館担当者。
「なぜゾンビ映画は時代を超えて人々を魅了して止まないか?その答えは、原点とも言えるロメロの『ゾンビ』から見出せると思います」と話す。
「ここには、ジャンルを越えて、観客の心を刺激するエンターテインメント性がぎっしりと詰まっているからだと思います。初めて見る方も、怖さを越えた面白さを感じていただき、見終わった後にきっと、『ゾンビ』がいかに後世のエンターテインメント映画に影響を与えたかが納得されるとも思います」と呼びかけている。

また、今回は特別に映画『ゾンビ』の3バージョンを準備。
ロメロ監督がカンヌ国際映画祭出品のために作ったバージョン「ディレクターズ・カット版」(上映時間139分)、映画監督のダリオ・アルジェントが監修し、アジア・ヨーロッパなどで世界中で一番多く劇場公開されたバージョン「ダリオ・アルジェント監修版」(上映時間119分)、そして北米で劇場公開されたときの「米国劇場公開版」(上映時間127分)を日替わりで上映する。

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(C)1978 THE MKR GROUP INC. All Rights Reserved.

ジョージ・A・ロメロ監督の映画『ロメロ』「最恐」特別音響上映は、8月5日(土)から8月11日(金)まで、塚口サンサン劇場で実施。全日19時55分から。
ディレクターズ・カット版は8月5日(土)・8月8日(火)・8月11日(金)、ダリオ・アルジェント監修版は8月6日(日)・8月9日(水)、米国劇場公開版は8月7日(月)・8月10日(木)、それぞれ上映予定。

詳細情報
■上映日程
 8月5日(土)~8月11日(金) 全日19時55分~

・ディレクターズ・カット版
 8月5日(土)、8月8日(火)、8月11日(金)

・ダリオ・アルジェント監修版
 8月6日(日)、8月9日(水)

・米国劇場公開版
 8月7日(月)、8月10日(木)

■料金
一般1,500円 大学生1,300円 その他1,000円
会員一般1,300円 会員その他1,000円

■映画館
塚口サンサン劇場
尼崎市南塚口町2-1-1、TEL 06-6429-3581

■サイト
ロメロは何度でも甦る…!!「ゾンビ」は3バージョン上映…!!
塚口サンサン劇場