ヘッダ画像とロゴ
2017年05月23日(火)
井の頭公園は、関西で言うなら大阪城公園?映画『PARKS パークス』橋本愛さん・瀬田なつき監督インタビュー

東京・吉祥寺の井の頭恩賜公園開園100周年を記念して製作された映画『PARKS パークス』が、関西でも上映がスタートした。大阪での上映初日には舞台挨拶が行われ、主演の橋本愛さんと瀬田なつき監督が登壇。舞台挨拶終了後、本作について2人にインタビューを行った。

top
橋本愛さん(右)と瀬田なつき監督(左)

『PARKS パークス』は、東京・井の頭公園のすぐそばに住む純(橋本さん)が、見知らぬ高校生・ハル(永野芽郁さん)と出会い、ひょんなことから一緒にハルの亡き父の元恋人・佐知子を探すことに。佐知子の孫・トキオ(染谷将太さん)から、佐知子が既に亡くなったと聞かされた2人は、遺品の中からオープンリールテープを見つける。そこにはハルの父と佐知子が作った曲が残されており、純・ハル・トキオは途中で途切れてしまったその曲の続きを作ろうとする、というストーリー。音楽監修にトクマルシューゴさんを迎え、吉祥寺にゆかりのあるアーティストたちが劇中曲を提供している。

parks-main
『パークス』(C)2017本田プロモーションBAUS

これまで“お嬢様”の役を演じることが多かった橋本さん。本作では主人公・純を自然体で演じている。純を演じたことについて橋本さんは「純は、だらしないことが許される女の子。セリフを口に出すときに体が自然に動いて、その動きを削らなくて良いのがやりやすかったです」と話す。瀬田監督も「特別な設定にすると『この動きするかな』と、シナリオに書かれていない動きをするとき、演じる前に考えてしまう」と話し、今回がかっちり芝居を固めず、自由に動けるように純のキャラクターを普通の女の子に設定したことを明かした。

純を演じるうえで心がけていたことについて橋本さんは「瀬田監督から軽く演じてほしいと言われ、どこまで軽くするか慎重に考えながら演技しました」と話した。瀬田監督は、軽く楽しそうに演じるよう指示し、細かな演技指導はしなかったと明かす。そのため、台本以外の動きも多かったそうで、瀬田監督は「染谷さん、永野さんが動いたことに対して、橋本さんがその場で自由に反応して演技しているのをワクワクしながら見ていました」と笑顔で話した。

sub1
『パークス』(C)2017本田プロモーションBAUS

永野さんと染谷さんが演じるハルとトキオも魅力的なキャラクター。劇中の3人による掛け合いは、実に自然体。永野さん、染谷さんの共演について「ほどよい距離感で、年齢によるギャップとかやりにくさは全くなかったです」と話す橋本さん。続けて「芽郁ちゃんは寝ていたり、染谷くんは台本を読んでいたり、私はギターを練習していたりと、それぞれが自由でした」と撮影の裏側もほどよい距離感だったことを明かした。しかし、撮影が始まると3人ともスイッチが入り、自然と演技が合わさっていく。これには瀬田監督も驚いたと話す。

作品の重要な柱となるのは音楽にも注目。劇中で披露される橋本さんのギター演奏と歌唱も話題だ。演奏シーンがあると聞いた橋本さんは、心配だったと当時の心境を明かし「純はプロではなかったのが救いでした。(ギターコードの)Fが弾けないと話したら、トクマルさんが弾きやすい、素晴らしい曲を作ってくださいました」と話す。さらに歌唱については、純の気持ちを歌で表現するように心がけていたと話し「歌うこともひとつのお芝居だと思いました。純の心境を含ませて歌うことは、セリフを言うのと変わらないような気がしました」と振り返った。

sub2
『パークス』(C)2017本田プロモーションBAUS

2人に撮影の裏話を聞くと、橋本さんは「めちゃくちゃ走りました。途中で足が上がらなくなって大変でした」と劇中の走るシーンについて話した。これには瀬田監督も「映っているのは一回でも、その前に一回走ってもらって、さらにもう一回と…」申し訳なさそうにしていた。曲作りを決意する3人が、真夜中の商店街を走るシーンを思い出した橋本さんは「あの時は足が上がらなくて、腕をすごく振って走っています」と撮影秘話を話した。この秘話に瀬田監督も「大きい動きだなと思っていた」と返す。実際のシーンを確認すると、たしかに腕を大きく振りながら一生懸命走る橋本さんがわかるので、注目しながら見てほしい。

sub3
『パークス』(C)2017本田プロモーションBAUS

橋本さんは、キャンペーンで関西に訪れることはあるが、関西の公園には行ったことがないとのこと。インタビュー中に、関西の「PARKS」はどこなのかという話しに。大阪出身の瀬田監督は「万博記念公園、服部緑地公園と馴染みがありますが。でも、ひらかたパークとはちょっと違うかな」と茶目っ気あるコメントを。おおよその大きさから大阪城公園が近いと言われたという話しになり、瀬田監督は「大阪城公園の記念の年をチェックしようかな」と笑いながら次作への意欲を見せた。

最後に橋本さんから「井の頭公園の開園100周年記念の作品ですが、それがひとつのきっかけにすぎないぐらい、一本の映画として成立している。関西の人は井の頭公園に行ったことがないかもしれませんが、自分の思い出の場所に結びつく作品だと思います。気負わずに観てほしい」と締めくくった。

映画『PARKS パークス』は、シネ・リーブル梅田・神戸国際松竹にて公開中。


映画『PARKS パークス』予告編

詳細情報
■映画館
シネ・リーブル梅田
大阪市北区大淀中1-1-88梅田スカイビルタワーイースト3F・4F、TEL 06-6440-5930

神戸国際松竹
神戸市中央区御幸通8-1-6神戸国際会館11F、TEL 078-230-3580

■サイト
映画『PARKS パークス』公式サイト
シネ・リーブル梅田
神戸国際松竹



過去の記事 >> << 次の記事


目指せ映画監督!連載小説「フルタイム・ホビイスト」を隔週月曜に配信中!

京都ドーナッツクラブとのコラボコーナースタート!イタリア映画配給の舞台裏を紹介!

06.01 第77弾を配信!

(6/4~6/10)
『Shall we ダンス?』など映画14本をフィルム上映 大阪の大丸心斎橋劇場で半年間開催へ
シアター、映写室、ロビーなど映画館全体を探検 塚口サンサン劇場で謎解きイベントが開催
「映画を映画館で観てもらう」ための5つの施策とは―映画鑑賞の「イベント化」事例を紹介
ただの不倫劇ではなく、女性たちの戦いを描いた―話題のドラマ『昼顔』が劇場版へ
第5回 夢のゴールデンウィーク/映画で旅するイタリア2017 旅のしおり

ミニシアター周辺のオススメごはん店を紹介中!

映画を作るカードゲームのリプレイを掲載中!