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観るとお米が食べたくなる! 田んぼの姿を美しく、農業の実態を精緻に描いた『ごはん』が京都・立誠シネマへ凱旋上映

京都の美しい田んぼ風景で撮影され、農業の実態や仕事への誇りを描き出した映画『ごはん』が、京都の立誠シネマで4月1日(土)から2週間上映される。

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『ごはん』は、京都・伏見でビデオ撮影業を営む安田淳一さん制作の劇場公開映画第2弾。
農業をテーマにした作品で、父の死をきっかけに農家の仕事に携わることになった女性が主人公。劇中で、農家の仕事の実態や、移り行く季節の中で成長していく稲穂の美しさ、農業という仕事の誇りなどを描き出している。
主演は、安田監督の劇場デビュー作『拳銃と目玉焼』のヒロインを演じた沙倉ゆうのさん。脇役には、「日本一の斬られ役」として知られる福本清三さんらを迎えた。

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1月に梅田ブルク7で行われた舞台挨拶にて

「米作り農家は決して儲かる商売ではない」と語る安田監督。農家の現状を背景に、30軒分もの田んぼを預かるコメ作り農家を継ぐ事になった主人公の目線を通して、農業の実態を描いた。
「この作品ではこれまで日本映画で描かれてこなかった米のリアルな生産過程と、映画史上もっとも美しく田園風景とその自然を映し出します」とPR。「全ての田んぼが過去から現在に至るまで、農民たちが必死に知恵を絞り時に敗北を味わいながらも戦い続けて残してくれた奇跡。一杯のごはんへの感謝と慈しみを取り戻す。それがこの作品の使命なのです」と呼びかけるとともに「美しい映像だけでなく、娯楽として楽しめる作品を目指しました」。

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ちなみにデビュー作『拳銃と目玉焼』は、京都の立誠シネマなど関西のミニシアターでの上映から始まり、口コミで人気を呼んでシネコンでの公開まで結びついた作品。今回の『ごはん』は逆に、梅田ブルク7などシネコンで先に上映されてから、ミニシアターでの上映につながった。いわば凱旋を果たした形だ。

映画『ごはん』は、京都の立誠シネマで4月1日(土)から4月14日(金)まで上映。4月9日(日)は、福本清三さん、沙倉ゆうのさん、源八さん、安田淳一監督の舞台挨拶も予定されている。

映画『ごはん』予告編

詳細情報
■上映日程
4月1日(土)〜4月14日(金)
 4月1日(土)〜4月7日(金) 13:10〜15:08
 4月8日(土)〜4月14日(金)15:30〜17:28
※4月9日(日)は、福本清三さん、沙倉ゆうのさん、源八さん、安田淳一監督の舞台挨拶を実施。

■映画館
立誠シネマプロジェクト
京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3770-0818(受付、開館時間のみ対応)、075-201-5167(事務所))

■サイト
『ごはん』(立誠シネマ)
「伝説の斬られ役」福本清三さんも登場 梅田で『ごはん』舞台挨拶、お米プレゼントも
立誠シネマプロジェクト
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