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『さとにきたらええやん』文化庁映画賞に 大阪の第七藝術劇場で再々上映決定

大阪・釜ヶ崎の「こどもの里」を描いたドキュメンタリー『さとにきたらええやん』が、文化庁映画賞の文化記録映画優秀賞に。第七藝術劇場での再々上映が決定した。大阪では合計10週以上のロングランとなる。

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映画『さとにきたらええやん』(2015年、100分)は、大阪市西成区釜ヶ崎でNPO法人として活動を続ける「こどもの里」を撮影したドキュメンタリー。同地域で38年にわたって、子どもたちの憩いの場として活動を続ける「こどもの里」と、0歳から20歳くらいまでの子どもたち、そして彼らを支える職員や街の人々の様子を描く。大阪出身の重江良樹さんの初監督作となる。

今年6月より東京をはじめとして全国で公開開始。多くの反響があったほか、メディアにも多数取り上げられて人気を博していた。
ご当地である大阪では、十三の第七藝術劇場で7月から7週にわたって上映。観客大入りの日も多く、大盛況となっていた。それを受けて同館では、9月に2週間、アンコール上映も実施されていた。
国内の評価も高く、タレントの赤井英和さん、アニメーション監督の高畑勲さん、ドキュメンタリー作家の森達也さんらからもコメントが寄せられていた。

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(C)さとにきたらええやん All Rights Reserved.

さらに、今回9月には、平成28年度文化庁映画賞において、文化記録映画優秀賞の受賞が発表された。10月から開催される第29回東京国際映画祭でも、「文化庁映画週間」での上映が決定している。
今回の発表を受けて、第七藝術劇場では三度目、最終アンコール上映が決定。10月29日(土)から上映がスタートする。
同劇場の松村支配人は「大阪という地方都市、ましてや西成区釜ヶ崎というさらにディープでドメスティックな場所にいろいろな事情を抱えて心病む子供達や家族たちが集う居場所である『こどもの里』がある事を大阪の人間としてとても誇らしく思うし、一人でも多くの人に見ていただきたいと思います」とコメントしている。

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(C)さとにきたらええやん All Rights Reserved.
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(C)さとにきたらええやん All Rights Reserved.

映画『さとにきたらええやん』は、大阪・十三の第七藝術劇場で10月29日(土)から上映再開予定。

映画『さとにきたらええやん』予告編

詳細情報
■上映日程
10月29日(土)~

■映画館
第七藝術劇場
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F、TEL 06-6302-2073

■サイト
映画『さとにきたらええやん』公式サイト
第七藝術劇場