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「CO2」の助成監督3名が決定 映画企画への大阪市の助成、今年で最後に

シネアスト・オーガニゼーション大阪(CO2)の助成監督3人が決定し、大阪アジアン映画祭の上映を目指して制作がスタートする。なお、助成企画への大阪市の助成が今年度で終了へ。

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シネアスト・オーガニゼーション大阪(通称CO2)は、大阪での映像制作者の支援と映像文化の発信を目的とするプロジェクト。2004年よりスタートした。
毎年映画企画を募り、助成金やその他バックアップ体制によって選出された作品の撮影から編集、そして上映までを行うというもの。2011年より、大阪アジアン映画祭と連携し、プレミア上映を行ってきた。これまで助成を行った企画は49本にのぼる。
過去の出身者は、石井裕也(『舟を編む』『ぼくたちの家族』)、横浜聡子(『ウルトラミラクルラブストーリー』)、三宅唱(『Playback』)、リム・カーワイ(『Fly Me to Minami~恋するミナミ』)ら。

第13回目を迎える今回は、この「助成企画募集」に対する大阪市の助成の終了が決定。今後もCO2は活動を続けていくが、現在の体制での最後の映画制作事業になるという。

助成監督に選出されたのは、3名。沖縄出身でイメージフォーム研究所卒業生の木村あさぎさん、京都出身で『あの娘はサブカルチャーが好き』が映画と音楽の若手クリエーターコラボ企画「 MOOSIC LAB 2013」で上映された谷口恒平さん、ドイツ生まれで映画美学校修了生の五十嵐晧子さんという顔ぶれ。
それぞれの作品には、上限60万円の制作費助成や機材の協力、脚本指導などが行われれ、2017年の大阪アジアン映画祭でのプレミア上映に向けて、撮影・制作がスタートする。

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木村あさぎさん
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谷口恒平さん
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五十嵐晧子さん

次回の大阪アジアン映画祭は、2017年3月3日(金)から12日(日)まで開催予定。

詳細情報
■サイト
シネアスト・オーガニゼーション大阪