ホールで演奏を聴くような臨場感を―塚口で『響け！ユーフォニアム』特別音響上映

尼崎の塚口サンサン劇場で、アニメ映画『劇場版　響け！ユーフォニアム　北宇治高校吹奏楽部へようこそ』の「重低音ウーハー上映」が実施される。「ガルパン」「マッドマックス」のような低音の大幅強調ではなく、「実際にホールで演奏を聴いているような」臨場感を創出する。

©武田綾乃・宝島社／『響け！』製作委員会

『劇場版　響け！ユーフォニアム　北宇治高校吹奏楽部へようこそ』は、2016年4月から公開がスタートしたアニメ映画。
多くのファンを持つアニメ会社、京都アニメーションが制作したテレビアニメ「響け！ユーフォニアム」（2015年4～6月放送）の全13話を再編集した劇場版で、京都府立北宇治高校の吹奏楽部の女子たちの青春を描く。

©武田綾乃・宝島社／『響け！』製作委員会

全国の映画館で4月から上映がスタートした本作。その人気を受けて、塚口サンサン劇場でも追加上映が決定した。近年イベント上映に合わせての「重低音ウーハー上映」に力を入れている同劇場では、2週間のすべての上映回でウーハー上映を決定。
ただ、たとえば『ガールズ＆パンツァー劇場版』の戦車戦や『マッドマックス　怒りのデス・ロード』のカーチェイスの激戦を轟音・重低音で盛り上げたのに比べて、今回は低音を大幅に強調するような設定にはしないという。「あくまで吹奏楽の楽器それぞれが調和された中で、低音を響かせるように」したといい、担当者は「まるでホールで実際に演奏を聞いているかのような臨場感を感じていただけると思います」と胸を張る。