新作公開控えるポーランドの巨匠が京都へ　カンヌグランプリ作の上映＆レクチャー

世界三大映画祭で受賞歴があるポーランドの巨匠、イエジー・スコリモフスキ監督が京都造形芸術大学へ。7月8日（金）に『ザ・シャウト　さまよえる幻響』の上映とレクチャーを開催する。入場無料。

イエジー・スコリモフスキ監督は、ポーランドの映画監督。『アンナと過ごした4日間』『エッセンシャル・キリング』『ザ・シャウト　さまよえる幻響』などで知られており、カンヌ、ベルリン、ベネチアの世界3大映画祭でも受賞歴があるなど、国際的に高い評価を得ている映画監督。
近年では『アベンジャーズ』などにも出演している。
最新作は、大都会に暮らす人々に、午後5時から午後5時11分までの11分間に起こる様々なドラマを描いた群像劇『イレブン・ミニッツ』。8月より全国での公開が決定している。

今回、京都造形芸術大学では、イエジー・スコリモフスキ監督の来日に合わせて上映イベントを緊急決定。1978年にカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品『ザ・シャウト　さまよえる幻響』（1978年、86分）を上映する。オーストラリア先住民から、叫び声で人を殺すことのできる能力を授かった男と、その男に人生を狂わされる音楽家夫婦を、現実と幻想を織りまぜた特異な構成で描いたカルト映画だ。
上映後は、イエジー・スコリモフスキ監督によるレクチャーも行われる。聞き手は、同大学教員で映画批評家の北小路隆志さんがつとめる。

京都造形芸術大学での『シャウト』上映は、7月8日（金）の16時30分から。18時15分からレクチャー開始。同大学の高原校舎にて。入場無料、一般入場可。

映画『イレブン・ミニッツ』は、シネ・リーブル梅田で8月27日（土）から上映開始。京都シネマ、神戸アートビレッジセンターでも上映予定。