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大阪の第七藝術劇場が15年目に突入 記念ライブイベントなど開催

大阪・十三のミニシアター、第七藝術劇場が今年2016年で再オープン後15年目に突入。それを祝し、6月12日(日)に記念ライブイベント「ナナゲイ15th【UNZA! UNZA! LIVE!!!】」が行われた。

七芸_top

第七藝術劇場は、大阪・十三にある1スクリーン96席のミニシアター系映画館。「ナナゲイ」の愛称で映画好きに親しまれている。
「第七藝術」とは、イタリアの映画理論家R・カニュードが提唱した芸術区分から命名。音楽・舞踏・文学という「時間の芸術」と、建築・絵画・彫刻の「空間の芸術」をつなぐ「第7番目の芸術」として映画を定義づけたことに由来している。
1999年5月にいったん休館となるも、地元の支援や復活を望む映画ファンの声を受けて、2002年7月に再オープンした。
ちなみに再オープン日は、7月13日。これは、「ナナゲイの7」に、「十三の13」からだという。

ナナゲイ
第七藝術劇場

関西のミニシアターの中でも、ドキュメンタリー映画とインディーズ映画の上映で知られる同館。
松村支配人は、「15年間には世間をお騒がせした『靖国』、『ザ・コーヴ』上映自粛騒動、2か月間の休館と何度かの危難がありましたが、その危難をスタッフ一同頑張って乗り越えられたのもひとえにご来場いただいたの皆様の陰になり陽になりの暖かいご支援のお蔭と思っております」と話す。「これからもさらに20周年迎えられるようにスタッフ一同、気を引き締めて頑張ってまいりますのでよろしくお願いします」と呼びかけている。

今回は、この15年の節目を記念して、ライブイベントを実施。上映中の映画『ジプシーのとき』『アンダーグラウンド』の「UNZA! UNZA! KUSTURICA!」企画にあわせて、音楽ユニット「電気ジプシー・スペシャル」が劇場内でスペシャルライブを行った。また、ベリーダンサーのMINORIさんも参加し、ダンスで華を添えた。

七芸_ライブ
劇場内でスペシャルライブ

ロビーでは、フード・ドリンクの販売も。カレーの香りが立ち込め、バーカウンターでは各種のお酒が販売されるなど、劇場がいつもとは違った空気に包まれていた。

七芸_バー
バーカウンターが出現
七芸_カレー
カレーの販売も

映画『ジプシーのとき』『アンダーグラウンド』は、日替わりで6月17日(金)まで上映中。

詳細情報
■映画館
第七藝術劇場
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F、TEL 06-6302-2073

■サイト
第七藝術劇場