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「やまびこ打線」生んだ甲子園の名将・蔦文也の半生描く 大阪・十三で無料上映

甲子園で多くの実績を残し、「やまびこ打線」で高校野球史を塗り替えた名将・蔦文也さんの半生を描く映画『蔦監督 高校野球を変えた男の真実』が、大阪・十三の第七藝術劇場で5月14日(土)から一週間上映される。入場無料。

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蔦文也さんは、徳島県池田高校で高校野球の監督をつとめていた。1971年に甲子園初出場を果たした後は、快進撃を記録。1974年には「さわやかイレブン」と称されたわずか11人の部員で、甲子園準優勝に。1982年・1983年と連覇を達成する。通算14回も甲子園に出場し、37勝、優勝3回、準優勝2回という成績を残した。2001年に死去。
その風貌と独自の野球理論から、「攻めダルマ」の愛称で親しまれた。
特に池田高校の、上半身の筋力を鍛えて飛距離を伸ばすという強打作戦は「やまびこ打線」と呼ばれ、高校野球の戦略自体を大きく変えたといわれている。

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その蔦監督の孫・蔦哲一朗さんは、第31回ぴあフィルムフェスティバルで観客賞を受賞した若手映画監督。地元・徳島の祖谷地方を舞台にした『祖谷物語―おくのひと―』を制作し、東京国際映画祭・トロムソ国際映画祭などで高い評価を得た。第24回日本映画批評家大賞の新人監督賞を受賞。

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映画監督である孫が、高校野球監督である祖父の半生を振り返る同作。「物心ついた時から偉大な祖父の存在に悩まされてきた」という蔦哲一朗さんが、祖父と向き合い、池田高校野球部の歴代部員やコーチら関係者たちの証言を合わせながら完成させた。ピアノ音楽は新垣隆さんが手がけている。

同作は、上映無料。入場整理券制で、連日朝から当日分を配布する。96席、定員140人。整理券の配布は1人2枚まで。
トークイベントも連日実施し、毎日蔦哲一朗さんが登壇するほか、初日の5月14日(土)は報徳学園高校野球部元監督の福島敦彦さん、つたはーんさんが、15日(日)は元阪神タイガースで池田高校OB、同作にも出演している宮内仁一さん、さらに松村邦洋さんがゲストとして登場。映画『百円の恋』監督の武正晴さんの司会のもと、舞台挨拶を行う。

『蔦監督 高校野球を変えた男の真実』は、大阪・十三の第七藝術劇場で5月14日(土)から20日(金)までの一週間上映。連日12時15分から。入場無料、毎日朝9時40分から整理券を配布する。

『蔦監督 高校野球を変えた男の真実』予告編

詳細情報
■上映日程
5月14日(土)~20日(金)
連日12時15分~
※9時40分より整理券配布、途中入場不可

■料金
無料
96席、定員140人

■映画館
第七藝術劇場
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ6F、TEL 06-6302-2073

■サイト
『蔦監督 高校野球を変えた男の真実』公式サイト
第七藝術劇場