塚口サンサン劇場の改革10年を記した人気連載! 書籍も発売中!

連載コーナーはこちら

京都のおもちゃ映画ミュージアムが開館1周年 活弁・生演奏付き上映会を開催

京都の「おもちゃ映画ミュージアム」が5月18日(水)に開館1周年を迎える。記念イベントの一環で、5月22日(日)に活弁・生演奏付き上映会を開催へ。

omocha1

おもちゃ映画ミュージアムは、「国際博物館の日」である2015年5月18日(月)に京都にオープンした資料館。子どもを含めた多くの人に、映画やフィルムの歴史と魅力を知ってもらおうと、大阪芸術大学教授の太田米男さんが開館した。築約100年の京都市内の町家を改修した館内には、映像が収められた玩具フィルムや、ブリキの玩具映写機、回転する絵の残像現象を映し出す動画装置、マジックランタンと呼ばれる幻灯機など、映画の原理を楽しみながら学べるような展示物がたくさん。明治時代から昭和初期までの映画にまつわる貴重な資料を見ることができる。

今回は、同館の開館1周年を記念し、2つの特別イベントを開催する。
5月8日(日)には、「タカラヅカが育てた映画女優・轟夕起子生誕99年&没後49年記念映画漫談」を実施。映画歴史家の山口博哉さんが、元宝塚歌劇団の女優・轟夕起子さんについての記録映画の上映とトークを行った。

そして第2弾として、来たる5月22日(日)には、映画『何が彼女をそうさせたか』の特別版の上映会を実施する。
同作は1930年に製作、藤森成吉作の戯曲の映画化作品で、社会主義思想の影響を受けた「傾向映画」の代表作として知られている。同年のキネマ旬報ベスト・テンの第1位にも輝いている。1990年代になって復元され、1994年に大阪で再上映された。

今回は、活動弁士の片岡一郎さんが活弁を、音楽家の上屋安由美さんがキーボードの生演奏を添えての上映となる。
さらに、太田米男さんが同作の復元に至るまでの経緯のトークも実施。20年ぶりの上映で、活動弁士・生演奏付きの上映は関西では初めてだという。

『何が彼女をそうさせたか』特別版の弁士・演奏付き上映会は、5月22日(日)15時から、おもちゃ映画ミュージアムで開催予定。一般2,000円、正会員1,700円。

詳細情報
■開催日程
5月22日(日)
15時スタート

■料金など
2,000円、正会員1,700円
※FAX、メールで予約受付中

■開催会場
おもちゃ映画ミュージアム
京都市中京区壬生馬場町29-1、TEL 075-803-0033

■サイト
おもちゃ映画ミュージアム