映画の魅力をプレゼン！ 神戸・元町映画館で映画版ビブリオバトル

神戸の元町映画館で、おすすめ書籍をプレゼンしあう「ビブリオバトル」の映画版が4月に開催へ。持ち時間5分で映画の魅力を語り合う。選出作は同館5周年企画で上映される。

「ビブリオバトル」とは、「知的書評合戦」とも呼ばれる、イベント形式の読書会。京都大学の学生たちが考案した。発表参加者が、自身が面白いと思った本を持ち寄り、1人5分間の持ち時間でその本の魅力を紹介。そのあと参加者全員でディスカッションを行う。最後に、「どの本が一番読みたくなったか」を全員で投票し、最多票の本を選出する、というもの。
近年では本屋や図書館などのイベントでも実施されるようになっている。

今回元町映画館では、この「ビブリオバトル」の映画バージョンを企画。予告編やチラシなどを使わないまま1人5分の持ち時間で映画を紹介し、「どの映画が観たくなったか」を投票で決定する。2日間開催し、後日にはネット投票も実施。その中から選ばれた1作品は、なんと今年8月の元町映画館5周年特別企画の中で上映される。

いままで毎年の周年企画では、スタッフが好きな作品を上映してきたという。1周年ではスタッフ藤島さんがすきなビクトル・エリセ特集、2周年では支配人林さんの好きなカレル・ゼマン特集を実施。4周年では若手スタッフによる、「あの時代の傑作選！ わがまま言ってすみません。この映画、スクリーンで観たかったんです！」という企画を行った。
「そろそろお客様が観たい作品を選ぶ番なのかなと思った」という同館の担当者。「お客様への感謝の意を表す周年イベントとしてはぴったりの企画」と話す。
同館のブログでは、「本好きに負けず劣らず、映画好きもアツイ！みなさまのその情熱を、日々ミニシアターで働く私たちはよーーーく知っています。どうしてもスクリーンで観たい映画。もっともっとたくさんの人に観てもらいたい映画。リクツなんかじゃない、とにかく愛してやまない映画。ってあるじゃないですか？？ありますよね？？？そんな映画とあなたの想いをぜひ紹介してください！」と熱く呼びかけている。

「あなたの情熱をぶつけろ！ 映画版ビブリオバトル in 元町映画館」は、4月18日（土）・19日（日）の2日間、神戸の元町映画館2階で開催される。エントリー〆切は3月10日（火）を予定。