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震災から20年―1月に大阪・神戸・京都で『その街のこども』上映へ

阪神・淡路大震災から20年を迎える2015年1月に、同震災の傷跡を森山未來・佐藤江梨子主演で描いた『その街のこども 劇場版』が、大阪・神戸・京都の関西3都市で上映される。

その街のこども

『その街のこども 劇場版』は1995年の阪神・淡路大震災の傷跡を描いた映画作品。もともとは震災15年目となる2010年の1月17日の朝、NHKのテレビドラマとして放映。大きな反響を呼び、劇場版として製作された。映画上映後も、放送文化基金賞や横浜映画祭で受賞するなど、高い評価を得ている。
震災15年目の節目に、東京で暮らす男女が神戸を訪れ、知り合うというストーリー。15年前の震災体験を持つ2人が、追悼のつどいまでの時間を一緒に過ごすさまを、ドキュメンタリータッチで描く。主演は神戸市出身の森山未來さんと、同じく神戸で被災した経験を持つ佐藤江梨子さん。

その街2
(c)2010 NHK

実際に震災の被害を受けた神戸のいろんな場所でロケを実施。テレビ放映当日の朝の「追悼の集い」を、そのままラストシーンとして盛り込んで放映したことも話題となった。
監督は、朝ドラ「あまちゃん」のチーフ演出をつとめた井上剛さん。音楽は同じく「あまちゃん」などを手がけた大友良英さん。脚本は『ジョゼと虎と魚たち』や『カーネーション』などの渡辺あやさん。

その街3
(c)2010 NHK

毎年1月に、シアターセブンで上映されてきた同作。今回は震災から20年という節目にあわせて、大阪・神戸・京都の3館上映が実現した。また同時期には、同じく阪神・淡路大震災をテーマにした木村紺さんの同名マンガの実写化作品『神戸在住』の公開も予定されている。
20年前の震災に思いをはせながら、関西という土地から震災後の人々の生活や復興について考えたい。

『その街のこども 劇場版』は、大阪・十三のシアターセブンで2015年1月10日(土)から23日(金)まで、神戸・新長田の神戸映画資料館で1月16日(金)から20日(火)まで、京都の立誠シネマプロジェクトで1月17日(土)から23日(金)まで、それぞれ上映予定。

『その街のこども』予告編

詳細情報
■上映日程
・シアターセブン
 1月10日(土)~23日(金)

・神戸映画資料館
 1月16日(金)~20日(火)

・立誠シネマプロジェクト
 1月17日(土)~23日(金)

■映画館
シアターセブン
大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F、TEL 06-4862-7733

神戸映画資料館
神戸市長田区腕塚町5-5-1アスタくにづか1番館北棟2F、TEL 078-754-8039

立誠シネマプロジェクト
京都市中京区備前島町310-2、TEL 080-3770-0818(受付、開館時間のみ対応)、075-201-5167(事務所))

■サイト
『その街のこども』公式サイト
シアターセブン
神戸映画資料館
立誠シネマプロジェクト